IBMは、環境に責任を持ったサプライヤーとの取引に取り組んでいます。IBMは、世界中のサプライヤーと協力して、サプライヤーの環境責任を管理する能力を強化し、環境への影響について透明性のある報告を行うよう奨励しています。
2010年以降、IBMは、一次サプライヤーに対し、社会的・環境的責任を果たすための管理システムを維持することを要求してきました。IBMの目標は、サプライヤーがこの分野で成功するための機能を培えるよう支援することです。要約すると、IBMはサプライヤーに次のことを求めています。
2021年、IBMは、サプライチェーンにおける温室効果ガス(GHG)排出量削減を加速させ、サプライヤーが責任を負い、幅広いサステナビリティーに関するトピックにわたってケイパビリティーを構築することを促すため、3つの目標を設定しました。これらの目標は以下のとおりです。
これらの目標に対するIBMの進捗状況の詳細については、IBMによる最新のIBM Impactレポートを参照してください。
環境に責任を持ったサプライヤーと取引するというIBMの長年の取り組みに沿って、またグローバルな環境管理システムの一環として、IBMは以下の条件を満たすサプライヤーの環境評価を実施しています。
これらのサプライヤーは、契約締結前と契約締結後約3年ごとに評価され、オペレーションと健全な環境慣行がIBMの要件を満たし続けていることが確認されます。評価の範囲は次のとおりです。
IBMの廃棄物管理プログラムでは、有害廃棄物は可能な限り、発生した国または地域のIBMが承認した施設で処理、リサイクル、または廃棄されます。IBMは、米国およびその他の国内で適切な処理施設が利用できる国または地域からは有害廃棄物を輸出しません。
国または地域に、有害廃棄物または製品処理に関するIBMの環境要件を満たすサプライヤーが存在しない場合、IBMのオペレーションによって生成される廃棄物は、それらの要件を満たすことができる他の国または地域の施設に輸送されます。この輸送は、国または地域の法律や規制に準拠し、有害廃棄物の横断的移動および廃棄の管理に関するバーゼル条約などの国際条約に従って行われます。
まれに、法的要件により、廃棄物の現地処理が不可能な場合や、他の国または地域にあるIBM承認サプライヤーへの出荷が許可されない場合もあります。このような状況が生じた場合、IBMは、適切な施設が利用可能になるまで、法律で許可されている範囲内で、廃棄物および製品として寿命が終了した物資を適切に管理されたストレージ施設に保管します。
IBMは、非営利の業界団体であるレスポンシブル・ビジネス・アライアンス(RBA)の創設メンバーです。RBAは、各メンバーによる自社および上流のサプライチェーンの社会的、環境的、倫理的責任の継続的な改善への取り組みを支援しています。私たちは、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの第一層サプライヤー(およびIBMの社内オペレーション)に対し、労働、健康と安全、環境要件、倫理および管理システムに関する規定を含むRBA行動規範の遵守を求めています。本RBA規範は、IBMがサプライヤーに遵守を義務付ける社会・環境管理システム基準の基礎となっています。