IBMの事業活動、製品、サービスは、生物多様性に対して重大な影響を及ぼすものではありません。しかし、2021年にIBMは、ポリネーターの生息地の創出・強化・再生に焦点を当てたグローバル・プログラムを立ち上げました。私たちは、2023年末までに世界各地のIBM拠点において50カ所のポリネーター・ガーデンを設置するという目標を設定し、この目標を上回る成果として、26カ国54カ所の拠点で合計70カ所のポリネーター・ガーデンを整備しました。これらのガーデンには、野草を復元した草地、テラス・ガーデン、地面の花壇、コンテナや鉢植え、そして乾燥に強いポリネーター向けの植物や花を用いた造園などが含まれています。ガーデンと草地の総面積は約73,5300平方フィート(約6.8万平方メートル)に及びます2。
IBMは1991年から30年以上にわたって、野生生息地審議会(WHC:Wildlife Habitat Council)の会員です。IBMの4つの拠点(ニューヨークの本社、ノースカロライナ州のリサーチ・トライアングル・パーク、カリフォルニア州のアルマデン研究所およびシリコンバレー・ラボラトリー)は、野生生物の生息地管理および保全教育プログラムにおいて、18年以上にわたりWHCの保全認証を維持しています。
さらに、EcoTeams@IBMは、世界各地の従業員が自発的に地域の環境活動を主導および参加できる機会を提供しています。それぞれにとって意味のある取り組みを通じて、IBMの環境目標および目的を支援しています。2023年には、16カ国58カ所のIBM拠点で23のEcoTeamが活動しました。EcoTeamは、学習イベント、植樹、海岸や公園の清掃、自転車通勤イベント、従業員が家庭で使用できる植物キットの配布、バード・ボックスの維持管理など、70以上の活動を支援しました。また、アースデイ、生物多様性の日、ゼロ・エミッション・デーといった世界的なイベントにも積極的に参加しています。