IBMには、世界有数のスポーツとエンターテインメントの施設に、次世代のデジタル体験を提供してきた長い歴史があります。アトランタのMercedes-Benz Stadiumも例外ではありません。世界最先端の技術を備えたスタジアムのひとつであるこの施設は、アメリカンフットボール（NFL）チームのAtlanta Falconsやサッカー・クラブのAtlanta Unitedの本拠地であり、Taylor Swiftのコンサートから2026年のFIFAワールドカップまで、注目度の高いイベントが次々と開催されています。そしてこのスタジアムは、ファンという一つの支持層を中心に据えて設計、建設されました。

ファン体験を再定義するためにゼロから設計、構築されたこのスタジアムには、シームレスで統一されたシステムとして連動するように統合された幅広いテクノロジーが組み込まれており、7700キロメートルの光ファイバー・ケーブル、1,800個所のWi-Fiアクセス・ポイント、そして世界最大級のデジタル・ディスプレイである象徴的なHalo Boardを備えています。

IBMは当初から、NFLが毎年実施する「ファンの声」調査において、「総合的なスタジアムテクノロジー」で第1位となるデジタル・インフラストラクチャーを設計、構築してきました。しかも、このスタジアムの技術的な構造基盤は「未来に柔軟に対応できる」ように設計されています。そのため、スタジアムを所有、運営するAMB Sports and Entertainment社がいよいよストレージとセキュリティー・ソリューションのアップグレードを検討し始めた際には、当然の流れでIBMが選択されました。