概要
IBM® z/OS Communications Serverは、FTP、Telnet、アプリケーションのリモート実行などの一般的なアプリケーションを提供する可用性の高い企業向けトランザクション/データ・サーバーです。 最適な生産性を目指して開発されており、メインフレーム・ワークロードの開発および共有のための安全なプラットフォームを提供します。ご使用のz/OS TCP/IP接続およびEnterprise Extender接続の暗号保護属性を容易に照会して分析できるようにするため、新しいz/OSMFプラグインであるIBM z/OS Encryption Readiness Technology(zERT)Network Analyzerを利用できるようになりました。
利点
高速接続
TCPプロトコル・ワークロードに対するパフォーマンスを大幅に改善するShared Memory Communications(SMC)を始めとする、高帯域幅および高速のネットワーク・テクノロジーをサポートします。
高可用性
z/OS Parallel Sysplex®テクノロジーを使用して、高可用性アプリケーションのサポートを可能にします。
ネットワーク・セキュリティ
z/OS上の機密データとTCP/IPスタックの操作を保護します。
IPv6を使用可能化
128ビット・アドレッシングでのインターネット使用の要求を処理するために、旧式のIPv4テクノロジーの後継であるIPv6の使用を可能にします。
ネットワーク管理
ネットワークのトポロジー、ステータス、パフォーマンスに関する情報を収集します。
簡素化と使いやすさ
Configuration Assistantを使用すると、ポリシー・ベースのネットワーキング機能をより迅速に、より簡単に構成できます。
主要な機能
- z/OS Container Extensionsに対するネットワーク・サポート
- OSA-Express7SおよびIBM 25 GbE RoCE Express2のサポート
- z/OS V2R2 Communications Serverによる拡張性の改善
- z/OS Encryption Readiness Technology(zERT)
- IBM Configuration Assistant for z/OS Communications Server
- IBM Cloud Provisioning and Management for z/OSのためのネットワーク管理
- Shared Memory Communications‐Direct Memory Access(SMC-D)