スポットライト
ビジネスやデータセンターに最適なモデルを選択可能
IBM z14®サーバー・ファミリーは、2種類のフォーム・ファクターで提供されています。デュアル・フレーム・モデルでは、これまで以上に優れた性能が提供されます。また、シングル・フレーム・モデルでは、低コストで導入できる、19インチの業界標準のフレームに搭載されたz14の機能が提供されます。柔軟でスペース効率の良い設計により、この新しいモデルではz13s®よりも設置面積が40%削減される一方、容量が10%増加します。そのため、クラウド・データセンターに最適なモデルになっています。
保存済みおよび処理中のアプリケーション・データを暗号化
アプリケーションを変更することなく、高性能を維持しながら、低コストでコンプライアンスを簡素化し、重要なデータを社内外の脅威から保護できます。IBM z14の全方位型暗号化は、機密保護に対するデータ中心のアプローチです。この方法では、データ漏えいのリスクと財務的な損失を軽減すると同時に、複雑なコンプライアンス要件を満たすために、処理中、使用中、保存済みのデータが暗号化されます。
最大の処理量でも卓越したサービスを提供
ブラック・フライデーのように取引が非常に多くなる日でも確実に処理を行えます。 IBM z14により高いパフォーマンスが実現するため、トランザクション率がピークに達しても、質の高いサービスを提供できます。 IBM z14サーバーは、優先順位に基づき自動的にリソースを再設定し、迅速かつ効率的に新たなサービスを実装することで、ビジネス需要の変化に迅速に対応します。
信頼できるプラットフォームにより事業を継続
システムの各要素に高い可用性を実現する機能が組み込まれているため、確実に事業を継続できます。 IBM z14は99.999%のアプリケーションの可用性と強力な障害復旧機能を提供します。 お客様が導入した環境の中には、ダウンタイムがゼロのまま10年以上稼働しているものもあります。
安全なアプリケーションとデータの変革により価値を創出
迅速かつ効率的に新たなサービスを構築できるような既存のコードを発見して提示します。 リソース使用率の最適化および管理の簡素化により、業務効率が向上します。 マイクロサービスの柔軟な導入、サービス再利用の増加、新たな経済性モデルによる業務効率の向上を実現します。 IBM Secure Service Containerなどのテクノロジーの利用により、社内外の脅威から保護され、改ざん防止が施された環境にアプリケーションを導入できます。
機械学習により重要な洞察を発見
z14では、データを移動することなく、メインフレーム上に存在する貴重なデータに機械学習を適用できます。 オープン・ソースの機械学習のツールとメソッドを活用できるようになります。 リアルタイムで洞察を獲得できます。データの移動が不要なため、時間、コスト、遅延、リスクが発生することはありません。
アップグレードしますか? サーバーを横並びで比較することができるツールをご利用になれます。
ユースケース
技術的詳細
技術仕様
z14は信頼性の高いデジタル体験のために、以下の独自のメインフレーム・システム機能を提供します。
- 専用エンジン: IFL、zIIP、結合機構、SAP(I/O用)
- 暗号化: EAL5+、Galois Counter Mode、ECCデジタル署名、スマート・カード、CPACF、Crypto Express6S
- I/O: FICON、FCP、zHyperLink、Open Sys Adpt、HiperSockets、SMC-D、10 GbE RoCE2/SMC-R、25GbE RoCE EXP2
- チャネル: OSA-Express6S、OSA-Express7S 25 GbE SR
ソフトウェア要件
サポートされるオペレーティング・システム:
- z/OS® V2.4、V2.3、V2.2、V2.1、V1.13(互換性サポートのみ)は、IBMソフトウェア・サポート・サービスで利用可能です。
- z/VM® V7.1、V6.4
- z/VSE V6.2、V6.1、V5.2
- z/TPF 1.1
- Linux® on Z: Canonical®、Red Hat®、SUSE®がサポートするLinuxのバージョン
- KVM(Linux販売パートナーから提供)