概要

IBM Z® OMEGAMON® for JVMは、z/OS上のすべてのオンラインJava®仮想マシンを自動検出し、z/OS上のJavaデプロイメント全体のリソース詳細を提供します。IBM z/OS Connect Enterprise Edition内で処理されたすべてのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)要求を表示し、サービス・プロバイダー(定型業務処理システム)のスループット、エラー・コード、ペイロード・サイズ、詳細を監視します。製品提供のアラートを使用して、Java関連のパフォーマンスの問題を即時に特定し、問題がビジネスに影響を及ぼす前に修正措置を実施します。OMEGAMONファミリーの他の製品と統合すると、z/OSを円滑に管理できます。

メリット

Javaワークロードの視覚化

すべてのオンラインJVMの自動検出により、実行中のJavaとその位置の把握が可能になります。

MLCの削減

zIIPのオフロードの効率性を含め、CPU使用率をJavaのスレッド・レベルで把握します。

管理と監視

ガーベッジ・コレクションやヒープ使用率の詳細を分析し、アプリケーションのメモリー・リークを検出します。

複数プラットフォームで広く使用

拡張3270ユーザー・インターフェースとTivoli® Enterprise Portal内でOMEGAMONモニタリング・ファミリーと統合します。

デジタル経済の採用

IT担当者が重要なz/OS ConnectサービスAPI要求を監視し、デジタル経済への行程をサポートできるようにします。

盲点の回避

すべてのJVMが横並びで表示され、JVMパフォーマンスの問題についてアラートが出されるので、問題を切り分けて、根本原因を迅速に特定できます。

主要な機能

  • アプリケーションの拡張に合わせた柔軟な監視
  • すべてのオンラインJava仮想マシンの自動検出
  • JVMパフォーマンスの詳細と履歴をほぼリアルタイムで提供
  • z/OS Connect Enterprise Edition APIの使用状況を表示
  • ネイティブ・メモリーのアドレス・スペース割り振りの分析
  • CPU使用率の事前監視によりMLCコストを管理
  • 事前定義の重要パフォーマンス指標アラート
  • OMEGAMONモニタリング・ファミリーとしての円滑な統合