IBM Z Monitoring Suite
問題に関するインサイトとオープン・プラットフォームの統合でz/OS®環境を監視および管理
概要
さまざまなプラットフォームやアプリケーションに接続されたタッチスクリーンでデータにアクセスする人

IBM Z Monitoring Suiteは、z/OSを始め、ネットワーク、ストレージ・サブシステム、Java ランタイム、Db2 on z/OS、CICS、IMS、MQ for z/OS、Integration Bus for z/OS、App Connect Enterprise on Z、WebSphere Libertyサーバー・インフラのパフォーマンスのほぼリアルタイムでの可観測性と履歴メトリクスを提供するソフトウェア・スイートです。

IBM Z Monitoring Suiteには、オペレーティング・システム、ネットワーク、ストレージ・サブシステムからの情報を単一のワークスペースに統合できるユーザー・インターフェースが備わっています。 この統合機能により、詳細な分析を始め、問題を迅速に特定するための複数の領域からの複合アラート、問題に対処するためのアクションが提供されます。 この統合管理スイートを使用すると、z/OSプラットフォームをより効率的に管理するためのコミュニケーションが強化されます。

IBM Z Service Management Suiteには、以下の製品が含まれています。

  • IBM Z OMEGAMON® AI for z/OS
  • IBM Z OMEGAMON AI for Networks
  • IBM Z OMEGAMON Integration Monitor(OMEGAMON Data Providerが付属)
  • IBM Z OMEGAMON AI for JVM
  • IBM Z OMEGAMON for CICS
  • IBM OMEGAMON for Storage on z/OS
  • IBM OMEGAMON for IMS on z/OS
  • IBM OMEGAMON for Messaging on z/OS
  • IBM OMEGAMON for Db2 Performance Expert on z/OS
  • z/OS 上のアプリケーション診断のための IBM Tivoli Composite Application Manager
  • IBM Service Management Unite
  • IBM Resource Measurement Facility
  • IBM Discovery Library Adapter for z/OS
  • IBM Z Resource Discovery Data Service
  • IBM Z Resource Discovery Visualization Service
  • IBM Z ChatOps
  • IBM Tivoli Management Services on z/OS
  • IBM Z Common Data Provider
新着情報

IBM Z Monitoring Suiteのコンポーネント製品のアップデート

メリット 運用上の洞察を得る

ITチームは、OMEGAMON AI Insightを使用して、一般的な運用上の問題をプロアクティブに特定し、重要なアラートしきい値を定義できます。

可視性の向上

ビューを統合し、複合アプリケーション・ダッシュボードを構築して、メインフレームの管理情報とタスクを単一の環境にまとめます。OMEGAMONメトリックを一般的なオープンAIプラットフォームにストリーミングします。

パフォーマンスの問題の克服

問題に優先順位を付けて分離し、自動化されたツールを使用して問題を解決します。インテリジェントなアラート、ターゲットを絞ったレポート、関連ツールへのリンクにより、停止やパフォーマンスの問題を防止します。

コラボレーションによる問題解決

チーム間の連携を改善し、Slack®、Microsoft® Teams™、またはMattermost®に統合されたChatOpsツールを有効にすることで、問題解決時間を短縮します。

可用性の向上

遅延や停止の可能性を特定します。並列シスプレックス内のサブシステムIMS、CICS、およびDB2に対する単一制御点を獲得し、IMS Connect TCP/IPおよびCICS Transaction Gateway要求をモニターします。

問題の切り分け

コード、サーバー・リソースのボトルネックおよび外部依存関係の不足を検知します。処理中のトランザクションを監視し、診断トレースを動的にキャプチャして、問題分析を迅速化します。

スイートに含まれる製品

OMEGAMON

オペレーティング・システムやデータベース、その他の環境を積極的に分析し、最適なパフォーマンスを維持できるよう管理する、包括的なパフォーマンスと可用性のソリューションであるZプラットフォームの健全性を管理します。

本製品群に含まれるOMEGAMON製品は以下のとおりです。

OMEGAMON for JVMの無料評価版を試す

Service Management Unite

Webベースのカスタマイズ可能なダッシュボードのユーザー・インターフェースで、異種ソースから収集したメインフレームの管理情報とタスクを単一環境に取り込みます。例外イベントの監視とオートメーションは、問題の分離と診断、コマンドの発行、および成果の表示を単一のインターフェイスで支援します。

IBM OMEGAMON、IBM Z System Automation、IBM Z NetView、IBM Z Workload Scheduler、IBM Z Operations Analyticsを使用して、メインフレーム・オペレーションに可視性をもたらし、システムの健全性を監視し、問題の判別と解決にかかる時間を短縮します。

Service Management Unitの詳細はこちら 無料評価版を試す

Tivoli Management Services on z/OS

データ・アクセス、コミュニケーション、プレゼンテーションの各コンポーネントで構成される統合階層型アーキテクチャーにより、システム管理アプリケーションの複数のプラットフォームでの運用と企業全体のデータ統合が可能になります。

このソフトウェア基盤が、Tivoli Enterprise Monitoring Server、Tivoli Enterprise Portal Server、Tivoli Enterprise Portal、およびそれらのTivoli Enterprise Monitoring Agentの開発と運用をサポートします。

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Tivoli Composite Application Manager for Application Diagnostics on z/OS

基盤となるサーバー・リソースの健全性とパフォーマンスを包括的に監視することで、重要なビジネス・アプリケーションやサービスの可用性とパフォーマンスを確保します。

管理者に健全性とパフォーマンスの異常を問題が発生する前に警告し、問題診断のためのリアルタイムの測定基準を提供し、レポート作成や容量の傾向の把握ができるよう履歴メトリックを収集します。

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Z ChatOps

Slackなどの連携プラットフォーム内で、IBM Z System AutomationやIBM OMEGAMONなどのZシステム管理ツールからの情報にアクセスできるチャットボット機能を提供します。

IBM Zのイベント(機械学習を基にした推奨事項など)をチャット・プラットフォームで運用チームに通知し、問題の迅速な切り分けや解決を支援します。

IBM Z ChatOpsはこちら 無料評価版を試す

Z Common Data Provider

z/OSシステムからIT運用データにアクセスでき、使用可能な形式で分析プラットフォームにストリーミングすることができます。

これは、構造化データと非構造化データの両方のソースに対する単一のデータ・プロバイダーで、システム管理設備(SMF)データ、OMEGAMONデータ、z/OSログ・データなどz/OS運用データのほぼリアルタイムのデータフィードも分析プラットフォームに提供します。

IBM Z Common Data Providerの詳細はこちら

Z Resource Discovery Data Service

リソース・データの管理や、APIを介したデータのフォーマット設定とデータ提供を支援することで、z/OSデータを取得し、検出されたデータを保管するための最新ソリューションを実現する、コンテナー化されたコンポーネントです。

IBM Z上で実行されるリソースを理解するために使用し、リソースの依存関係についての標準的なグラフAPIを提供します。

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Z Resource Discovery Visualization Service

主にネットワーク・スタイルのグラフを提供するReact UIコンポーネントです。IBM Z Resource Discovery Visualization Serviceのユーザーは、これをノード・ライブラリーとしてインポートし、そのインターフェースから構成することができます。データ・プロバイダーを実装して登録することで、データをコンポーネントにフィードできます。

IBM Z Resource Discovery Visualization Serviceはこちら

Resource Measurement Facility

Resource Measurement Facility(z/OS RMFともいいます)は、IBM z/OSのオプション機能です。 z/OSリソースの使用状況に関するデータを収集し、sysplex内のどのシステムでもレポートを提供します。

IBM Resource Measurement Facilityの詳細はこちら

Library Adapter for z/OSの詳細はこちら

有効なz/OSリソースとその接続と関係を検知し、共通データモデル(CDM)に準拠したXMLファイル(「ブック」ともいます)を作成します。 これらのブックは、変更、構成管理、ビジネス・プロセス管理を行う各種製品コンソールで表示して利用できます。

IBM Discovery Library Adapter for z/OSの詳細はこちら
無料評価版を試す

IBM Z Monitoring Suiteの主要コンポーネントのいくつかを、インストールなしで無料でお試しいただけます。 製品を実際にお使いいただける無料評価版は、週末を含む3日間のうち2時間以内のご利用が可能です。

IBM Z OMEGAMON for JVM無料評価版

Javaのパフォーマンスにおける異常の発見、Javaヒープとガーベッジ・コレクションの問題やスループット低下の原因の特定、z/OS Connect EE APIの応答時間の確認、z/OS仮想ストレージの問題を特定する方法について学習できます。

IBM Service Management Unite Automation無料評価版

IBM Service Management Uniteコンソールの基本や、IBM Z System Automationリソース、IBM Z NetViewリソースの使用方法について学習できます。

IBM Z ChatOps無料評価版

IBM Z ChatOpsコマンドの基本や、IBM OMEGAMONの問題の対処方法、IBM Z System Automationリソースの使用方法について学習できます。

技術的な詳細
システム要件

システム要件の詳細については、Software Product Compatibility Report for IBM Z Monitoring Suiteを実行してください。

詳細なシステム要件レポートを実行する
既存のインストールへの追加

IBM Z OMEGAMON AI for z/OSまたはIBM Z OMEGAMON AI for Networks 6.1を既存の5.5または5.6とともにインストールする場合は、共存を計画するための考慮事項がいくつかあります。

要件を見る
関連製品 IBM Z Service Management スイート

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IBM Instana™ Observability

単一のソリューションでモバイルからメインフレームまでのエンドツーエンドのオブザーバビリティーを実現します。

IBM Z Anomaly アナリティクス

運用上の問題をプロアクティブに特定し、ログデータとメトリクスデータの両方の異常を検出することでコストのかかるインシデントを回避します

IBM z/OS Workload Interaction Navigator

IBM Zワークロード全体の相互作用と依存関係を可視化します。

次のステップ

IBM Z Monitoring Suiteの詳細をご覧ください。IBM Zのエキスパートとの30分間の無料相談をご予約ください。

その他の参考情報 資料 サポート IBM Redbooks サポートとサービス グローバル・ファイナンシング 柔軟な料金体系 教育プログラムと学習 コミュニティー 開発者コミュニティー ビジネス・パートナー 参考情報