概要

使用量に関する洞察に基づいて、よりスマートなリソース調整を実現

NetApp ONTAPのデータ管理ソフトウェアを使用すれば、フラッシュ、ディスク、クラウドにまたがるストレージ・インフラストラクチャーを構築できます。ハードウェア・ストレージ・システム、ソフトウェア定義ストレージ(SDS)、クラウドといったアーキテクチャーから選択したストレージを柔軟に配備し、すべてのストレージのデータ管理を一元化できます。しかし、アプリケーションによるストレージ、コンピューティング、ネットワークのリソース使用状況に関する洞察がない場合、インフラストラクチャーを拡張するときに、ストレージがボトルネックとなっていることがよくあります。

IBM Turbonomicプラットフォームをストレージ・ソリューションに統合すれば、ミッション・クリティカルなワークロードによるリソース使用状況をプラットフォームで正確に把握できるようになります。NetAppストレージ・コントローラーは、ストレージ・アレイを管理するストレージ仮想マシンです(7-Modeの場合はvFiler、Cluster-Mode(C-Mode)の場合はvServer)。7-ModeおよびC-Modeでは、IBM Turbonomicソフトウェアは、これらのストレージ・コントローラーに接続して、NetAppのストレージ・リソースに関する判断を行います。

論理層から物理層までアプリケーション・スタックを完全に把握することにより、IBM Turbonomicソフトウェアは、適切なリソース調整アクションを生成して、ミッション・クリティカルなワークロードが必要なストレージ・リソースを正確に確保できるようにすることができます。リソースに関するあらゆる判断が、アプリケーション・スタックの1つのリソースまたは1つの層だけではなく、全体像を把握したうえで行われるようになります。

検出されるデータ

エンティティー

エンティティー

  • ボリューム
  • アグリゲート
  • コントローラー/ファイラー

メトリック

メトリック

  • ストレージ量
  • プロビジョニングされたストレージ
  • 1秒あたりのストレージ・アクセス操作(IOPS)
  • 遅延

生成されるアクション

生成されるアクション

  • ストレージの移動
  • ストレージのプロビジョニング(推奨情報の表示のみ)
  • ストレージのサイズ拡張(推奨情報の表示のみ)
  • ディスク・アレイのサイズ拡張(推奨情報の表示のみ)
  • ディスク・アレイの移動(推奨情報の表示のみ)
  • ディスク・アレイのプロビジョニング(推奨情報の表示のみ)
  • ストレージ・コントローラーのプロビジョニング(推奨情報の表示のみ)