
概要
このハイブリッドクラウド向けの柔軟なソフトウェア定義ストレージ・ソリューションは、ご使用のコンテナ環境のためのエンタープライズ・データ・サービスを提供します。IBM Storage Suite for IBM Cloud Paksは、IBM Spectrum Storageファミリー製品とRed Hatのオープンソース製品に基づいており、モダナイゼーションとクラウドへの移行のためのより迅速かつ信頼性の高い方法を提供しながら、IBM Cloud Paksの導入を簡素化するように設計されています。
メリット
IBM認証済み
ビジネス上重要なコンテナ環境にエンタープライズ・データ・サービスを提供するために、Kubernetes、Red Hat OpenShift、IBM Cloud Pakの各ソリューションで十分にテストされています。
シンプルなアプローチ
シンプルで標準化された信頼性の高いアプローチで、OpenShiftによるコンテナ環境への永続ストレージの導入、使用、管理を実現します。
監視と保守
リソースの使用レポートを作成して、アプリケーションの監視と管理を支援します。
プライベートクラウドへの導入に最適
永続的なストレージを利用するコンテナ化されたオンプレミスのアプリケーションの開発や管理をするために必要なプライベートクラウド・サービス基盤です。
IBMとオープンソースの柔軟なソフトウェア
IBM Cloud Object Storage、Spectrum Virtualize、Spectrum Scale、Spectrum Discoverに加えて、Red HatのオープンソースのCeph StorageとOpenShift Container Storageにより、データ・リソースを最大限に活用します。
Red Hat OpenShiftのデータ・サービス
永続ストレージとデータ・サービスを使用してオンプレミスのコンテナ化されたアプリケーションを構築および管理できるようにする不可欠なプライベートクラウド・ストレージ・ソフトウェア基盤です。
IBM Storage Suite for IBM Cloud Paksの主要な機能
Red Hat OpenShiftのSoftware Defined Storage
IBM Storage Suite for IBM Cloud Paksを使用すると、完全なソフトウェア定義ストレージ・インフラストラクチャー基盤であらゆるRed Hat OpenShiftコンテナ環境を構築できます。必要なときに必要なデータ・リソースを選択できます。
必要に応じてデータ・リソースを選択
アプリケーションのリファクタリングには柔軟性が必要です。ご使用のコンテナ・データ・サービスのファイル、ブロック、またはオブジェクト・ストレージを選択できます。Red Hat Ceph StorageまたはRed Hat OpenShift Container Storageのオープンソース・ソフトウェアを導入することも、IBM Spectrum Discover、IBM Spectrum Scale、IBM Spectrum Virtualize for Public Cloud、IBM Cloud Object StorageなどのIBMの受賞歴のあるソフトウェアを導入することもできます。また、IBM FlashSystem、IBM ESS、またはIBM DS8900Fを追加して、あらゆるコンテナ・ニーズに対応するよう設計された柔軟なソリューションを取得できます。ニーズが変化した場合は、単純に新しいデータ・リソースを導入できます。
新規アプリケーションの構築
IBM Storage Suite for Cloud Paksは、競争上の強みとして最新のプロセスを使用して新しいアプリケーションを構築し、レガシー・アプリケーションをモダナイズできるようにすることで、企業が変革し、クラウドに移行できるよう支援します。
シンプルで拡張性を備えた導入
ハイブリッドクラウドの導入で期待されるように、IBM Storage Suite for Cloud Paksは、アプリケーションまたはワークロードのニーズに応じて、拡張、縮小、再導入できるように特別にパッケージ化されています。そのため、組織は、ビジネスに影響を与えることなく、データ・リソースを簡単に導入、拡張、縮小できます。
クラウド導入の最適化
プライベートクラウドのコンテナ化された環境は複雑な場合があります。また、膨大な量のリソースやコンポーネントが必要な場合があります。IBM Storage Suite for Cloud Paksは、IBM Cloud Paksにプライベートクラウドの導入の迅速化に役立つツールと機能拡張を追加します。それぞれのIBM Cloud Pak™には、開発時間を最大84%短縮し、運用コストを最大75%削減するように設計された共通の統合レイヤー上に、コンテナ化されたIBMミドルウェアが含まれています。*
*出典: Ovum社
非構造化データのサポート
IBM Storage Suite for Cloud Paksは、非構造化データのためのCSIドライバーをサポートします。コンテナ化された環境が拡大し、クラウドに移行するお客様が増えれば、それに合わせてストレージを適応させる必要があります。データの永続性とパフォーマンスは、「コンテナ・データ・リソース」のニーズの最上位にあります。IBMは、競合他社の先を行くため、IBM Spectrum Scaleおよび新しいコンテナ化されたIBM Spectrum ScaleのCSIオープン・イニシアチブと、機能拡張されたCSI オペレーター(データのプロビジョニングと、高性能ストレージへの最適化された並列データ・パスの提供を、簡単にセルフサービスで実現)をサポートします。
永続的データ・リソースをデータ・クラスとして迅速に導入
IBM Storage Suite for Cloud Paksは、ストレージのプロビジョニングを統合し、ストレージの構成の複雑さをアプリケーションから取り除く、Red Hatのオープンソース製品とIBMの製品から作られたSoftware Defined Storageの基盤です。ユーザーは、自社のSLAに準拠するように事前定義されたストレージのクラスに基づいて、永続的なストレージをデータ・リソースとしてプロビジョニングできます。
コンテナ・ストレージのプロビジョニングをスピードアップ
データの永続性、拡張性、パフォーマンスは、コンテナ・データ・サービスのニーズのトップを占めます。IBMは、競合他社の先を行くため、IBMのブロック・ストレージ製品とファイル・ストレージ製品(IBM Storage Suite for Cloud Paks、IBM Spectrum Scale、IBM FlashSystem、IBM DS8900F)のContainer Storage Interface(CSI)オープン・イニシアチブをサポートします。 これにより、すべてのコンテナ・オーケストレーター・システムと連携する単一のCSIの実装が可能になり、管理と簡素化とコスト削減を実現できます。
IBM Cloud Pakのワークロードとアプリケーションのサポート
永続データ用のすぐに使用可能なストレージ・レイヤーによりIBM Cloud Pakソリューションのセットアップを簡素化するように設計されているIBM Storage Suite for Cloud Paksは、IBM Cloud Pakの各ソリューションとRed Hat OpenShiftでテスト済みであり、それらと組み合わせて使用することをお勧めします。これにより、より迅速かつ安全にオープンな方法で重要なビジネス・アプリケーションをクラウドに移動できます。
簡単で効率的なインフラストラクチャー・サービスの提供
IBM Lab Servicesと共にIBM Storage Suite for IBM Cloud Paksを使用すると、コンテナをビジネス上の優位性へと転換できます。ビッグデータ、分析、AIを活用するには、適切に設計されたコンテナ環境の必要性がかつてないほど重要です。IBM Systems Lab Servicesは、ビジネスを強化するスマート・エンタープライズの基盤の構築に役立つインフラストラクチャー・サービスを提供します。