RISE with SAPへの迅速かつ中断のない移行を実現する設計
半世紀以上にわたり、企業はIBMのインフラストラクチャーを使用して、24時間体制の運用と機密ビジネス・データの保護のためにミッションクリティカルなSAPシステムをホストしてきました。IBMとSAPは、クラウドERPへの移行を加速するための次のステップとして、RISE with SAP方法論を使用して、SAP Cloud ERP Privateの新しいハイパースケーラー・オプションを開始しました。
SAP認定サーバー中の可用性の高さ。
2020年以降、他のハイパーバイザーを使用するSAP認定クラウドと比較し、Powerサーバーのハイパーバイザーにおける重大な脆弱性とエクスポージャーが少ないことがわかっています*。
SAP S/4HANAワークロードをIBM Power Systemsオンプレミスからクラウドに90日以内に移行するように設計されています。
IBMは、お客様がPower Virtual Server上のRISE with SAPへの移行を容易に進められるよう、SIまたは再販パートナーによる初期段階の技術評価、移行の実行、および周囲の非RISE(SAPやSAP以外の)ワークロードのクラウドへのデプロイをサポートするカスタマイズされた投資プログラムを始めました。
クラウドERPの移行をさらに加速するために、IBM Transformation Suite for SAP Applicationsは、技術的評価、データとコードの移行、コード分析、自動テストなどの重要な移行タスクを自動化するソフトウェアとサービスを、IBMとSNPなどのパートナーから提供します。
「このSAPのアップグレードは、AI化および複雑な問題を解決するための基盤となるものです。この基盤の上に構築を進めていくため、基盤の安全性とレジリエンスを維持する必要があります。ここで、IBM Power Virtual ServerおよびIBM Cloud上のSAPランドスケープにおけるセキュリティーと可用性が重要になります。稼働開始以来、稼働率は100%で、停止したことはありません。」IBM、ITデリバリー担当ディレクター、Sirish Gottimukkala
IDCの調査によると、SAPワークロードをIaaSに移行する主な理由としては、高いパフォーマンス、堅固なデータ保護、強力なクラウド移行サポートが挙げられます。特にSAP HANAの場合、組織はデータ管理、SAPランドスケープ全体でのシームレスな統合、トランザクションおよびアナリティクスのパフォーマンスの強化を優先します。IaaSプロバイダーを選択する際に重要な要素は、優れたセキュリティー、先進の仮想化性能、コスト効率です。