この3回シリーズのWebセミナーで、IBM Insurance Information Warehouseについてご理解いただけます。

保険業界の用語とデータ・モデル

デスクで仕事をする女性

IBM Insurance Information Warehouseは、ビジネス用語集、データウェアハウス設計モデル、分析テンプレートを提供する業界の青写真として機能します。また、データ・アーキテクチャー、データ・ガバナンス、データウェアハウスのイニシアチブの開発を加速します。IBM Insurance Information Warehouseのデータ・モデルは、戦略的な保険データ・イニシアチブに適した包括的で拡張性と柔軟性の高いフレームワークを提供します。

メリット

コストの削減とプロジェクト・リスクの軽減

適切なインフラストラクチャー技法、データ管理方式、豊富で実用的なコンテンツ、実装ロードマップによって、データウェアハウスの開発コストを削減し、プロジェクトのリスクを最小限に抑えることができます。

規制遵守のサポート

このソリューションは、適切なレベルのデータの細分性を提供することによって、レポート作成に関連する法規制の問題に対処します。例えばGDPR、CCPA、IFRS、ソルベンシーIIなどに対応します。

データの統合

財務データと保険数理データを統合すると、要件の精査、その後のカスタマイズの実行、データウェアハウスの拡張機能の実行にかかる時間を短縮すると同時に、管理を強化できます。

主要な機能

ビジネス用語

ビジネス用語は、モデル化や抽象化を行わずに、保険業界の概念を平易な言葉で定義します。ビジネス用語を明確に定義することにより、組織内での標準化とコミュニケーションを促進できます。これらのビジネス用語をデータ・モデルにマッピングすることで、企業全体で共通のデータ要件を作成し、それらの要件に基づいてITデータ構造を変換できます。

ディメンション・ウェアハウス・モデル

ディメンション・ウェアハウス・モデルが提供するデータ設計のサポートを使用すると、エンタープライズ・レベルのビジネス要件を、ディメンション・データ・リポジトリーの設計に特化した、効率的でビジネス固有の構造に変換できます。包括的な論理データ・モデルには、分析に適したレイアウトにすべての金融サービス・データを保管するのに必要な、事前定義されたデータウェアハウス構造が含まれています。

サポート・コンテンツ

サポート・コンテンツは、特定のドメインの非レポート要件をキャプチャーし、それらをデータウェアハウス・モデルのエンティティー、関係、属性に関連付けます。また、ビジネス標準やその他の要件から、ビジネス用語、アトミック・ウェアハウス・モデル、ディメンション・ウェアハウス・モデルに至るまで、外部の用語と内部の用語をマッピングする方法を提供します。

データ・プライバシーおよびデータ保護のサポート(GDPR/CCPA)

IBMのソリューションでは、プライバシー・データの検出と管理に役立つ業界固有の用語集が提供されます。規制報告用のKPIテンプレートと、一般データ保護規則(GDPR)およびカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)の用語の階層構造が含まれています。用語集および基礎となるデータウェアハウス・モデルの使用により、組織のエンタープライズ・データ・アーキテクチャーがデータ保護の問題についてレポートするのに必要なデータ成果物を提供できるようにします。

分析要件

分析要件は、ビジネス・パフォーマンス測定およびレポート作成のための最も一般的な照会や分析を表すとともに、アドホック・レポート作成や意思決定サポートなどの他の分析機能をサポートします。140を超える事前定義のビジネス・レポート作成要件テンプレートが提供されているため、リスク、財務、コンプライアンス、 CRM、基幹業務のユーザーの一般的な業務レポートの作成や分析のニーズに対応できます。

ソルベンシーII

IBM Insurance Information Warehouseは、要件収集に必要なモデリング・ツールとサポートを提供して、ソルベンシーIIの実装を加速し、柔軟で目的にかなったリスク管理ウェアハウスを構築します。この製品のモデルは、リスク管理のための柔軟で、拡張が容易なソリューションを構成し、重要なビジネス・データの統合ビューを提供します。ソルベンシーIIの適用範囲には、資産管理のサポート、貸借対照表、保険料、保険金請求と費用、さらには再保険、生命保険、損害保険の技術的準備金が含まれます。データ・ポイント・モデル2.3.0に準拠しています。

IFRSのサポート

国際財務報告基準(IFRS)第17号は、国際会計基準審議会によって発行された保険契約基準です。IFRS 7とIFRS 9では、金融商品の開示が求められています。IBM Insurance Information Warehouseでは、これらの基準をビジネス関係者が理解しやすい用語で表すことにより、要件を分かりやすくしています。この用語は、さまざまなデータウェアハウスのユースケースをサポートするために必要なデータ構造を表すデータ・モデルにマップされます。

ビジネス・データ・モデル

ビジネス・データ・モデルは、さまざまなビジネス要件が集められ、エンティティー・リレーションシップ・フォーマットでモデル化される最初のポイントです。このコンポーネントには、運用データ・ストア、ウェアハウス、データマートなどの専用の目的で別々のモデルに変換できる、共通の設計構成要素が含まれています。保険業界向けに設計されたビジネス・データ・モデルには、何千ものビジネス定義が含まれています。またここでは、すべての保険会社に共通する企業全体のデータ・ビューが提供されます。

アトミック・ウェアハウス・モデル

アトミック・ウェアハウス・モデルは、データウェアハウスに対して保険会社から典型的に求められるデータ構造で構成される論理モデルです。包括的な論理データ・モデルには、すべての金融サービス・データをヒストリカル・データとアトミック・データ用の効率的なレイアウトで保管するために必要な、事前定義データウェアハウス構造が含まれています。

おすすめ関連製品

IBM Banking and Financial Markets Data Warehouse

金融サービスのビジネス要件に基づいたエンタープライズ・データウェアハウスまたはビジネス・インテリジェンスのソリューションの設計を加速します。

IBM Banking Process and Service Models

金融サービスに固有のボキャブラリー、ワークフロー、アクティビティーやサービス、インターフェースやコンポーネントが事前定義されています。これはビジネス・プロセス・マネジメントとサービス指向アーキテクチャーの分析と設計に役立ちます。

IBM Data Model for Energy and Utilities

エネルギー/電力/ガス業界に固有のボキャブラリー、KPI、データ構造が事前定義されています。これは企業のガバナンスや分析プロジェクトの促進に役立ちます。

IBM Unified Data Model for Healthcare

ヘルスケアに固有のボキャブラリー、KPI、データ構造が事前定義されています。これは企業のガバナンスや分析プロジェクトの促進に役立ちます。