Python （リンクはibm.com外）は、今日のマイクロサービス・アプリケーション開発のポリグロットにおいて、より重要な言語の1つとなっています。そのため、Pythonモニタリングは、総合的なアプリケーション・モニタリング戦略のキー・コンポーネントとなっています。1991年にGuido van Rossum氏により初めて開発されたPythonは、高度な抽象化レベルで動作し、さまざまなプログラミング・パラダイムをサポートします。Pythonモニタリングは、従来はオペレーションにとって重要ではなかった（利用できなかった）ものの、マイクロサービスにおけるPythonの人気が高まっていることは、Pythonの自動メモリー管理と動的タイプシステムの機能によりPythonモニタリングがこれまで以上に重要視されていることを意味します。
Python分散トレースのサポートが追加されたことで、Instanaのアプリケーション管理ソリューションは、Pythonのエンティティー、サービス、接続、アプリケーション・インフラストラクチャー内の他のコンポーネントとの関係を検出し、マッピングし、モニタリングできるようになりました。
Instanaエージェントは、レガシーベースのPythonまたはマイクロサービスベースのPythonの存在を自動的に検出し、適切なセンサーをインストールします。
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InstanaのPython自動アプリケーション・モニタリングは、アプリケーションの自動検出（任意の管理対象アプリケーションの構造とコンポーネントの両方）から始まり、リアルタイム・モデル（動的グラフと呼ばれる）の構築とモニタリング・エージェントの構成を行って、自動的に選択されたPythonとPythonアプリケーションのパフォーマンス・メトリックの収集を開始します。Instanaは、Pythonの主要な構成、パフォーマンスや可用性のメトリックに加え、トップレベルの重要業績評価指標（KPI）を導き出してテストし、サービスの問題をリアルタイムでユーザーに警告します。
InstanaのPythonモニタリングの一部として自動的に収集されるメトリックの例：
- GCアクティビティー
- コンテキストの切り替え
- スレッド
ランタイムおよび構成メトリックの完全なリストについては、Pythonセンサー・ドキュメンテーションを参照してください。
Instanaは、Pythonの全設定変更を追跡してタイムラインに表示するため、ユーザーは潜在的なインシデントの進行を追跡することができます。特に、過去の問題を解決するにはコンテキストが不可欠であるため、後々の問題に関連する可能性に備えて、Instanaは変更イベントのデータを保存します。
InstanaのPythonモニタリング・センサーは、アプリケーション・トレースとランタイム・モニタリングの両方を実行します。OpenTracing APIを活用することで、開発者はInstanaトレースを他のシステムに簡単に統合することができます。 「pip install instana」の含まれるパッケージをインストールし、環境変数を設定すれば準備完了です。
Instana Pythonアプリケーション・モニタリングには、以下のように多数の実行時メトリックがデフォルトとして含まれており、すぐに使用できます。
- GCアクティビティー
- メモリー使用率
- スレッド
- 費やした時間
- ページング
- 入出力
- イベント
- コンテキストの切り替え
InstanaのPython統合は広範であり、「trace.type:python」または「entity.type:python」を使用して Pythonアプリケーションとトレースを検索できます。Pythonは分散トレースをサポートしており、トレース呼び出しを他の対応言語と自動的に統合・結合します。
Python分散トレースのサポートが追加されたことで、Instanaのアプリケーション管理ソリューションは、Pythonのエンティティー、サービスと接続、アプリケーション・インフラストラクチャー内の他のコンポーネントとの関係を検出し、マッピングし、モニタリングできるようになりました。
Pythonアプリケーション・トレースの詳細については、Github （リンクはibm.com外）にあるInstanaのオープンソースのPythonトレーサーを参照してください。