デプロイが完了したInstanaエージェントは、実行中のすべてのNomadノードを自動的に識別します。その後、InstanaのNomadセンサーを自動的にデプロイして構成します。実行中のジョブと、その中で仮想化またはコンテナ化されたアプリケーション用に、追加のインフラストラクチャーとアプリケーション・モニタリング・センサーがデプロイされます。このソリューションには、Nomadの正常性とパフォーマンスに最も関連性の高いメトリックと、それらの収集方法についての情報が事前に組み込まれています。デプロイメントから構成、ディスカバリー、セットアップまですべてが自動であるため、これまで以上に簡単にNomadクラスターをモニタリングできます。

全体的なサービスの正常性診断のために、Instanaのモニタリング・センサーは監視対象の環境のKPIも収集しており、その正常性を判断しています。

Instanaは、人工知能（AI）によりサポートされ、厳選された知識ベースから正常性の特徴を参照することで、個々のNomadインスタンスまたはクラスターの問題を自動的に検出し、サービスの機能不良を自動的に記録します。Instanaにより、機能不良の（特に重大度に基づいた）エスカレーションと根本原因の特定が自動化されるので、ユーザーに影響が及ぶ前の問題解決が可能になります。

Instanaは、Nomadアプリケーションのパフォーマンスと正常性のデータに加えて構成情報も収集します。Dev+Opsチームは構成のデータ（および更新）を分析し、アプリケーションやサービスのパフォーマンスと関連付けることができます。

パフォーマンスと構成に関するNomadの全情報は1つのモニタリング・ダッシュボードに集約され、すべての関連情報を単一の場所で見ることができるため、問題解決とパフォーマンスの最適化が容易になります。

Nomadのパフォーマンス・モニタリングは、クラスターとノードのメトリック、ジョブ状況と測定、および他のサービスやデータ・ストアとの対話を中心に機能します。関連するサービス・メトリックは、Instanaにより自動的に識別・収集されます。