Dockerは 、オープンソース・ソフトウェアのコンテナ管理システムです。Instanaの包括的なDockerモニタリングは、単純なコンテナ・メトリックにとどまらず、以下のような複数レベルでの自動ディスカバリー、導入、構成、健全性の判断、およびパフォーマンス監視を提供します。
Dockerは抽象化と自動化の層を提供し、個別のシステム・リソースが内部にパッケージ化された複数の独立したコンテナを単一のオペレーティング・システム内で実行できるようにします。DockerはLinuxカーネルを利用してこの種のリソース分離を提供し、いくつかのカーネル機能を使用して軽量のコンテナ仮想化を実現します。現在、この種のテクノロジーのデファクト・スタンダードとなっています。Docker環境とそれらのコンテナ上で実行されているアプリケーションを監視するには、Docker環境内でさまざまなアプリケーション・コンポーネントがどのように実行されるかを理解する能力が必要です。
Dockerベースのアプリケーションを管理するには、ホスト、コンテナ、コンポーネント、コード・レベルでのパフォーマンスの可視性が必要です。Instanaは、Dockerアプリケーションを検出および監視するための、最も迅速かつ簡単な方法を提供します。Instanaエージェントを仮想ホストまたは物理ホストに簡単にインストールした後、エージェントは、環境内で実行されているすべてのコンテナとソフトウェア・コンポーネントを自動的に検出し、すべての適切な監視センサー(Docker、Java、MongoDBなど)を導入し、アプリケーション要求のトレースを開始します。アプリケーションとアプリケーション・コンポーネントの健全性を自動的に判断します。
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エージェントは、システム・リソース上で実行されているDockerのコンテナ化を識別し、InstanaのDockerセンサーを自動的にデプロイして構成します。Instanaの厳選された知識ベースには、収集に関連するパフォーマンス・メトリックと構成に必要となるパラメーターが含まれています。Dockerが周囲のシステムとのコンテキストで適切に動作するには、リソースを効率的に分離しながら、それらのリソース間の通信が損なわれないようにする必要があります。具体的には、InstanaのDockerの自動構成は、コンテナ・イメージ、作成と開始のタイム・スタンプ、コンテナIDなどを追跡するように設定されています。
代表的なDockerモニタリング・メトリックには、以下のようなものがあります。
完全なリストについては、InstanaのDocker管理ドキュメンテーションを参照してください。
Instana Docker監視センサーは、パフォーマンス・メトリックを自動的に収集するだけでなく、監視対象環境のDockerインスタンスのKPIも自動的に収集して、その健全性を判断します。厳選された知識ベースからの健全性シグニチャーは、重大度に応じて問題やインシデントを提起するために使用されます。Dockerの健全性は、システム・リソースの分離と仮想化に従って測定されます。2つの主要なリソースはCPUとメモリーであり、Instanaはこれらについて以下のようなさまざまなKPIを収集します。
完全なリストについては、InstanaのDocker管理ドキュメンテーションを参照してください。