組織は常に、ITインフラストラクチャーの信頼性、安全性、効率的な運用を確保するように努めてきました。これは、クラウド・インフラストラクチャーの採用前、すべてのコンポーネントが静的であった時代には比較的簡単でした。従来のインフラストラクチャー監視ツールの中には、クラウド・サービスと限定的に連携するものもありますが、この場合でもインフラストラクチャーのメトリックを手動で取得する必要があります。
IBM Instana Observabilityは、AI搭載の自動監視、アラート、修復機能を備え、複雑で分散したインフラストラクチャー・コンポーネントを比類のないレベルでリアルタイムに可視化します。Instanaは、すべてのパフォーマンス、イベント、構成情報の自動相関を提供し、フルスタックの精度を実現します。設定やコーディングが不要なため、問題を素早く特定し、対処できます。
すべての監視対象システムの概要を提供するInstanaのインフラストラクチャー・マップで、アプリケーション・インフラストラクチャーのあらゆる側面を簡単に視覚化できます。柱内の各ブロックが対象システム上で実行されているソフトウェア・コンポーネントを表し、インシデント、イベントや変更を反映して色が変わります。
比較表を使用すると、アプリケーションやサービスのパフォーマンスにとって重要なアプリケーション・コンポーネントを簡単に特定できます。CPU使用率やメモリー消費量などのメトリックで並べ替え、経時的に比較することで、新しい変更や展開がパフォーマンスに及ぼす影響を分かりやすく判別できます。
Instanaのコンテキスト・ガイドのダッシュボードは、クラウド、インフラストラクチャー、アプリケーションの各コンポーネント間の相互依存関係をすべて明らかにします。このため、アプリケーションやコンポーネントに問題が発生した場合にも、上流と下流の依存関係をすぐに理解できます。