単一のポータル中で内部の利害関係者からESGデータを収集し、データの収集、管理、報告のプロセスを簡素化
IBM® Envizi™: バリュー・チェーン・サーベイ・アセスメントは、対話型のバリュー・チェーン分析ソフトウェアです。バリュー・チェーン分析のためのステークホルダーからのESGデータの取得を簡素化します。
このデジタル・ポータルでは、ステークホルダーがカスタマイズした調査テンプレートに照らし合わせて、ESGパフォーマンスの定性的・定量的データを入力することができます。 電子メールによる手作業でのデータ統合を不要にすることで、バリュー・チェーン分析プロセスをさらに合理化し、時間と労力の節約に貢献します。
モジュールの機能
このモジュールを通じて、ESGパフォーマンスに関する定量的データ（排出量、再生可能エネルギー、廃棄物リサイクル、水使用量など）と定性的データ（労働慣行、職場のダイバーシティー、行動規範、ウェルビーイングの取り組み）を、カスタマイズ可能なサーベイ・テンプレートを使って会社全体から収集できます。ポータルでは利害関係者がコメントの追加や裏付け文書のアップロードという形でコミュニケーションを行えるようになっており、明確かつ効率的な情報要求が可能です。
組織のESGパフォーマンスをサーベイの回答に基づいて評価しベンチマーク化するためのカスタム・スコアリング・システムを構築しましょう。サーベイのすべての質問をスコア化し、重要度が特に高いトピックを評価できます。
このモジュールは、Eメールでの自動通知や、期限内に回答を確実に得るためのリマインダーなど、強力な回答管理機能を備えています。期日の設定と変更や、進捗の追跡を行えるほか、回答があった質問数や、いつ誰が最後に更新したかといった、それぞれの回答のステータスを参照できます。
このモジュールにはデータの抽出と分析に関する複数の機能があります。個々のサーベイから詳細な質問と回答を抽出できるほか、スコアリング・パラメーターを取り入れて、回答をより詳細に理解することもできます。さらに、Survey Dataset PowerReportでは、前年比の分析をはじめ、複数のサーベイにまたがる比較を行えるほか、事前計算済みのスコアリング結果が得られ、効率よい評価と意思決定が可能です。
サーベイをカスタマイズ
追跡したいESG指標に基づき、独自のサーベイを作成できます。ステークホルダーがサーベイに手軽に回答でき、回答はバリュー・チェーン分析のために自動的に統合されます。
よりきめ細かな情報を収集
先に来る「親」の質問の回答に応じて変わる「子」の質問を作成し、データの精度やきめ細かさを向上させることができます。より詳細なデータを収集でき、混乱や不正確な回答を減らせることから、より優れた洞察の獲得や、情報に基づいた意思決定の強化につながります。