概要

IBM® Engineering Lifecycle Management (ELM) Automotive Complianceは、自動車業界向けにIBM ELMを簡単に最適化するソリューションです。IBM ELMを使用すると、Automotive SPICEやISO-26262などの最先端のエンジニアリング手法への準拠を簡素化し、それから価値を引き出すことができます。

おすすめする理由

包括的なデータ・モデル

要件、テスト、システム設計、ならびに管理やサポートのプロセスを通してトレーサビリティーを提供するように設計された、ライフサイクル・データ・モデルに基づいて構築されています。

アジャイル対応

より素早く変化に対応し、規制案件にアジャイル手法を効果的に適用する方法を理解できるようにします。IBM ELM Automotive ComplianceはSAFe® 5.0をサポートします。

すぐに使用可能なレポート

プロジェクトをエンドツーエンドで把握できるようにすることで、透明性をもたらします。エンジニアリング・データやプロジェクトの管理における例外を検出します。

コンプライアンス専門コンテンツ

IBM ELM Automotive Complianceには、アセスメントを行うAutomotive SPICE基本プラクティスをこのソリューションがどのように満たすかについての広範なマッピングが含まれています。ISO 26262の場合、専門的な作業成果物チェックリストを用意しています。

MBSE導入の促進

システム・アーキテクチャーとシステムの動作をモデル化する方法を理解できるようにします。ベスト・プラクティスの活用により、MBSE導入の成功を促進します。

カスタマイズと拡張が可能

最小限の無駄のない個別対応のための調整を可能にし、高い拡張性を提供します。IBM ELM Automotive Complianceは、IBMサービスやIBMビジネス・パートナーとより効率的に協働するための最適な出発点です。

主要な機能

  • IBMツールに準拠した作業を可能にする、事前定義されたプロセスと、対応するワークフローおよびレポート
  • 業界のベスト・プラクティスをサポートする事前定義された構造での要件の収集と管理
  • 業界のベスト・プラクティスをサポートする事前定義された構造でのテスト・ケースの収集と管理
  • 事前定義された作業項目を使用したタスク、リスク、変更要求、問題の計画と追跡

トレーサビリティーと一貫性の監視

アセスメントでは、エンジニアリング・データを確実にエンドツーエンドで把握できることが重要です。そのため、IBM ELM Automotive Complianceには、包括的な一連のレポート機能が含まれています。これらのレポートは、以下の上流と下流のトレーサビリティーを実現します。

  • 要件
  • アーキテクチャーと詳細な設計
  • テスト・ケースとテスト計画

ADASソリューション管理フローチャートの画面
ADASソリューションの管理ダッシュボードの画面

マイルストーンの提供における透明性

プロセス監査において重要なのは、プロセスの例外を監視してそれに対応することです。IBM ELM Automotive Complianceには、以下を常にリアルタイムに把握できるようにするウィジェットとレポート機能が含まれています。

  • 価値の提供とプロジェクトの状況のスピードと進捗状況
  • レビュー、変更要求、リスクの概要を提供するレポート
  • リリースの品質を予測するための問題解決に関するトレンド・レポート
  • プロセスの例外を示し、それに対応できるようにするレポート

設計と協働用のテンプレート

ワークフローがコンプライアンスを満たすようエンジニアリング・ツールをセットアップするのは、困難な作業です。そのためには、プロセスとツールの制限を把握し、拡張性を考慮する必要があります。ユーザーの使いやすさも重要なポイントです。IBM ELM Automotive Complianceには、以下が用意されています。

  • 変更要求、リスク、レビューのための事前構成されたフォーム
  • 要件、テスト、アーキテクチャーのための事前構成されたテンプレート
  • Automotive SPICEに必要なすべての情報を収集するための事前構成されたタイプ
  • トレーサビリティーと一貫性を管理するための事前構成されたビューとレポート

変更要求フォームの画面
フローチャート図が表示された画面

自動車業界向けのアジャイル・プロセス

SAFeの確立されたアジャイル・プラクティスに則った事前定義されたアジャイル・プロセスにより、アジャイル手法を大規模に使用できます。プロセス・コンテンツが、アジャイル手法をEngineering Vモデルにマップします。IBM ELM Automotive Complianceには、以下が含まれています。

  • 関連するすべてのプロセス・グループの1つのランディング・ページ
  • 各プロセス・グループのソリューション・コンテンツの詳細な概要ページ
  • プロセス・ステップ、役割、作業成果物の説明
  • プロセス・アクティビティーも考慮するクロスドメイン・リンクとデータ・モデル

包括的な標準マッピング

Automotive SPICEのアセスメント中は、プロジェクトによってどのAutomotive SPICE基本プラクティスが満たされるかを理解するためにさまざまな疑問への回答が必要になります。プロセス・コンテンツには、これらの疑問への回答が用意されています。コンプライアンスを証明するために、どのAutomotive SPICE基本プラクティスを、なぜ、どのように使用する必要があるのかを正確に理解できます。

  • 基本プラクティスからソリューション・コンテンツへの詳細なマッピング
  • コンプライアンスの実現にどの機能や成果物が役立つのか

構造化されたメニュー・システムが表示された画面

デジタル学習プラットフォーム:Engineering Academy

暗いネガ反転の自動車の画像。この画像上には、それぞれ「レベル0」、「レベル1」、「レベル2」、「レベル3」と記載された、線でつながった横長の標識があります。

Automotive SPICEへの準拠を促進

Automotive SPICEやISO-26262などの自動車規格への準拠を加速します。

暗いネガ反転の人々の画像。この画像の中央には、それぞれ「プロセス」、「ツール」、「人々」と記載された3つの同心円があります。

IBM ELMを使用したプロセス改善プロジェクト向けのサービス

IBM Expert Labsが開発プロセスをサポートおよび強化します。

暗いネガ反転の回路ボードの画像。この画像の中央には、それぞれ「ISO-26262」、「ASPICE」、「IBM Engineering」と記載された3つの重なり合う形状があります。

ISO-26262、Automotive SPICE、IBM Engineering間の相乗効果

Automotive SPICEとISO-26262の相違点と類似点について説明します。

さらに詳しく

IBM ELM Automotive Complianceの詳細については、「参考情報」をご覧ください。