概要

IBM ESS 5000は、ソフトウェア定義のIBM Spectrum ScaleストレージとIBM POWER9®プロセッサー・ベースの入出力集中型サーバーを結合したElastic Storage Serverで、それぞれペタバイト級のデータを処理可能なスケールアウト・ノードを提供します。組織全体のストレージ要件をIBM ESS 5000とNVMeベースのESS 3000に統合することにより、非効率性を軽減し、取得コストを削減し、医療、メディア、官公庁・自治体、金融サービスの分野において一般的なAI、HPC、分析、さらには大容量ストレージに関する厳しい要件をサポートできます。

ESS 5000は、コストのかかるデータ・サイロの発生を防ぐ単一の統一された名前空間を使用して、TB規模で開始し、数百PBあるいはEB規模まで拡張することができます。IBM Spectrum Scaleは、成長にともなってスループットを拡張するIBM ESS 5000の中核を成す並列ファイル・システムです。これにより、投資保護のために従来のESSモデルと統合したり、クラウド・ストレージやIBMのテープなどの低コストのオプションを選択できるようになります。 IBM Spectrum Scaleを使用することで、データのサイロやボトルネックを排除し、ストレージ管理を簡素化し、データへのアクセスを高速化できます。

メリット

価値実現までの時間を短縮

IBM Spectrum Scaleを使用すると、お客様は単一の8 YBクラスター中で、 ESS 5000のノード、ESS 3000のノード、IBM Spectrum Scaleのノードを結合できます。これは、パブリッククラウドおよびオンプレミスのいずれでも可能です。

運用効率を高める

コンテナ化されたソフトウェアのインストールと、強力な管理GUIにより、ITスタッフの時間と専門知識に対する需要を軽減できます。このシステム内の単一ノードは、13.5 PBのストレージ容量を備えています。

信頼できるリカバリー

ソフトウェア定義の消去コーディングにより、データの複製より少ないスペースを使用しながら、データ・リカバリーを確実に行うことができます。復元は数時間や数日ではなく数分で完了し、運用を中断することなく実行できます。

柔軟に展開

ESS 5000は、500テラバイト(単一のエンクロージャーを使用)から13.5ペタバイト(8個のエンクロージャーを使用)までの幅広い容量で利用可能です。スタンドアロン・エッジ・システムとしてデプロイすることも、追加のESS 3000システムを使用してスケールアウトすることも、あるいは古いモデルのIBM Elastic Storage Serverと併用することもできます。

膨大な量のデータをサポート

IBM ESS5000は、最大55 GB/秒のスループットを実現し、IBM Spectrum Scaleによってストレージをエクサバイト級にスケールアウトできます。どのストレージでも、増加するデータの管理と階層化が可能です。

NVMeストレージを統合

IBM ESS5000は、IBM ESS3000サーバーを搭載したクラスター内で稼働して、強力でシンプルなNVMeスケール・アウト・ストレージをAI、HPC、その他の多くのデータ・ワークロードに提供します。

シンプルで直感的なGUIを活用可能

強化されたコンテナ化されたソフトウェアを使用してデータセンター内またはパブリッククラウド内にSpectrum Scale GUIを簡単にデプロイすることにより、システムとソフトウェアの管理を統合できます。

主要な機能

  • IBM Spectrum Scale
  • IBM Spectrum Scale Erasure Coding
  • 真のスケールアウト機能
  • ポリシー・ベースの層化
  • 統合とモジュラー
  • 容易な管理
  • グローバルな共有と連携