ホスト・データをデスクトップやWebアプリケーションで使用可能に

IBM Db2® Connect は、企業内のさまざまなアプリケーションをメインフレームに接続します。Web、Microsoft Windows、UNIX、Linux、モバイルのアプリケーションをIBM z/OS®、AS/400、iSeries、System i™の各データに接続できるようにする、アプリケーション使用可能化の機能と通信インフラストラクチャーが提供されます。このソフトウェアは、データ統合、安全なアプリケーション環境、そしてデータ・サーバーとクライアントの集中管理を実現します。アプリケーション、開発、拡張性のさまざまなニーズを満たせるよう、6つのエディションから選択できます。いずれの場合も、ライセンス料金は、ユーザー数、Db2 Connectのサーバー・サイズ、あるいはIBM System z®やiのデータベース・サーバーのサイズによる影響を受けません。

タブレットを使用して共同作業を行う2人の会社員

メリット

アプリケーション・パフォーマンスの最適化

照会チューニングを使用すると、Web対応のメインフレーム機能が向上し、Java™アプリケーションと.NETアプリケーションのパフォーマンスが高速化します。

コストの抑制

組織の規模の大小にかかわらず、使用ニーズに対応する費用対効果の高いライセンス条件によるメリットが得られます。オートノミック管理機能とパフォーマンスの向上により、コストを削減します。

SQLのパフォーマンスの向上

パフォーマンスの低いSQLを、アプリケーションを変更することなく収集、レビュー、共有、最適化、置換します。特定のアプリケーションによって実行されるSQLを制限することにより、SQLインジェクションのリスクを軽減します。

企業全体のデータを接続

さまざまなデスクトップ・システム(ワークグループ、部門、LANベースのシステムなど)を、メインフレームとiSeriesデータベース・サーバーに接続します。

管理の集中化

移行作業のためにクライアントをリモートで管理し、構成のベスト・プラクティスを実施します。また、ロード・バランシングやフェイルオーバーなどでメインフレーム・リソースを管理して、障害を回避します。

機能

IBM Data Studio

データベース・オブジェクト、照会、データベース・ロジックを構築するための、Eclipseベースの環境を提供します。Db2、IBM Informix®、Oracleの各データベース用のストアード・プロシージャーとユーザー定義関数を作成できます。Data Studioを使用すると、パフォーマンス・メトリックを表示してSQLホット・スポットを識別し、データベース変更の影響を視覚化できます。さらに、重要なパフォーマンス・メトリックと相関メタデータを取り込んで表示することができます。

照会チューナー

IBM InfoSphere® Optim™ Query Tunerが組み込まれています。これにより、潜在的な照会ホット・スポットを取り込んで視覚化し、最も頻繁に実行される照会や最も時間がかかる照会を特定することができます。このツールは、最適なパフォーマンスを得られるように照会をチューニングするための専門家による推奨を提供します。

ランタイム環境

Java、C、または.NETで作成された既存のデータベース・クライアント・アプリケーションのパフォーマンスを向上させるランタイム環境とAPIを提供する、InfoSphere Optim pureQuery® Runtimeが含まれます。 新しいアプリケーションを迅速に開発し、データベース・アプリケーションとデータベース・サービスを最適化します。

構成マネージャー

z/OSサーバーとクライアント・アプリケーションの集中構成管理を実現する、InfoSphere Optim Configuration Managerが組み込まれています。クライアントの管理効率を高めて、アップグレードの計画、パフォーマンス目標の達成、迅速な問題解決を支援します。ワークロード管理、Db2アプリケーション・プロファイル、ロケーション別名などのベスト・プラクティス構成をリモートで実施できるようにします。

拡張性

大規模な環境では、モビリティー・オンデマンド、フェデレーテッド・データベース・サポート、サーバー・ベースのモニタリングまたは接続コンセントレーター、関連するロード・バランシングとフェイルオーバーのサポートなどの機能が提供されます。

シンプルなアプリケーション開発

統合デバッガー、軽量のランタイム・クライアントによる迅速なアプリケーション・デプロイメントなどの機能が提供され、時間の節約と、さまざまなDb2データ・サーバーで動作するアプリケーションの開発が可能となります。マルチベンダー・データ・ソースの2フェーズ・コミット機能のサポートが含まれます。

時間節約を可能にする機能

非管理者によるWindowsへのインストール、応答ファイルを使用したインストールの強化、Db2データベース・システムの複数コピーの共存に対するサポートなど、時間を節約して効率性を向上させる機能が含まれます。

オートノミック機能

オートノミック機能は、データベース・システムの管理と調整に必要な時間の削減に役立ちます。これには、Db2 for z/OS用の適応セルフチューニング・メモリー割り振りとオブジェクト保守ポリシー・ウィザードが含まれます。

SQLテクノロジー

パフォーマンスの低いSQLを最適化されたSQLに置換するのに役立つ、pureQueryテクノロジーが組み込まれています。Db2の動的SQLを静的SQLに変換することにより、CPU使用量の削減、管理の容易性の向上、セキュリティーの強化を推進します。開発環境を変更せずに静的SQLを使用でき、特定のアプリケーションによって実行されるSQLを、承認されたSQLステートメントに制限することにより、SQLインジェクションを防止することができます。

お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案します

Application Server Edition


多数のユーザーがホスト・システム上の複数または大規模なDb2データ・サーバーにアクセスする、小規模のアプリケーション・サーバー環境に最適です。

Unlimited Edition for System z


組織の複数のアプリケーション・サーバーまたは多数のユーザー(あるいはその両方)が、System zホスト・システム上のDb2データ・サーバーに接続する場合に最適です。

Enterprise Edition


System zおよびSystem iのホスト・システム上のDb2サーバーに限られたユーザーが接続する組織に最適です。

Application Server Advanced Edition


多数のユーザーが複数または大規模なDb2データ・サーバーにアクセスする小規模のアプリケーション・サーバー環境に、pureQuery Runtimeテクノロジーを適用するのに最適です。

Unlimited Edition for System i


組織の複数のアプリケーション・サーバーまたは多数のユーザー(あるいはその両方)が、System iホスト・システム上のDb2データ・サーバーにアクセスする場合に最適です。