IBM Data Virtualization Manager for z/OSとは

IBM Data Virtualization Manager for z/OSは、IBM Z上にあるデータの仮想の統合ビューを提供します。IBM Data Virtualization Manager for z/OSにより、データを移動、複製、変換する必要なく、ユーザーとアプリケーションがIBM Zにあるデータに読み取り/書き込みアクセスを行えるようになります。

データの仮想化により、独立して設計されたデータ構造を共に使用できるようになります。また、これらのタスクは最小限の追加処理コストで実行されます。従来型のデータ移動アプローチは、データが必要とされる場所とタイミングで、データからメリットを得る機会にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。Data Virtualization Manager for z/OSは、一般的な業界標準APIを使用してIBM Zデータを活用できるようにし、お客様の時間とコストを節約します。また、IBM Cloud Pak for Dataを使用して、IBM Zデータからの直接的なAIアプリケーション開発を簡素化することもできます。IBM Cloud Pak for Dataは、企業がデータを収集、編成、分析し、組織全体にAIを組み込む方法をモダナイズする、データとAIのための完全に統合されたプラットフォームです。

利点

メインフレーム・データをAPIエコノミーで利用可能

メインフレームのスキルを必要とせずに、現行のAPIを通じてメインフレーム・データにアクセスし、それらのデータを更新することで、アプリケーションをモダナイズして、柔軟で相互接続された安全なアプリケーションを構築します。

トランザクション・データから洞察を入手

分析アプリケーションとコグニティブ・アプリケーションを、稼働中のメインフレーム・トランザクション・データで強化し、データ移動のコストと複雑性なしで、リアルタイムのビジネスに関する洞察に仮想的に即時アクセスできます。

ビジネス・リスクの軽減

リアルタイムのメインフレーム運用データへのアクセスを使用して、リスク・プロファイルや運営に影響を与える前に脅威に対応し、コンプライアンスの問題とシステムの準備態勢に関する洞察を仮想的に即時入手できます。

主な機能

データ統合の簡素化

Data Virtualization Manager for z/OSは、データの仮想ビューをサポートし、データを移動、複製、変換する必要なく、ユーザーとアプリケーションが適切な場所にあるメインフレーム・データに読み取り/書き込みアクセスを行えるようにします。HTTP、SOAP、SQL、NoSQL(IBM z/OS Connectと組み合わせた場合のREST)などの最新のAPIを通じて、IBM Zのリレーショナル・データと非リレーショナル・データに簡単にアクセスできます。それらのデータをIBM Z以外のデータと単一の統合ビューで組み合わせます。

既存のレガシー・アプリケーションのモダナイズ

IBM Zのリレーショナル・データ・ソースと従来の非リレーショナル・データ・ソースへの直接的なリアルタイムの読み取り/書き込みアクセスにより、バッチ・アプリケーションをモダナイズします。メインフレームのスキルを必要とせずに、IBM Db2 for z/OS、Virtual Storage Access Method(VSAM)、Adaptable Database System(ADABAS)、Integrated Database Management Systems(IDMS)、IBM Information Management System(IMS)、IBM System Management Facilities(SMF)などのIBM Zデータ・ソースとIBM Z以外の各データ・ソースにアクセスできます。

より迅速で安全なメインフレーム・データ・アクセスの実現

プラットフォーム外へのデータ移動に関連するリスクを最小化します。データ・コピーを削減し、安全性の高いIBM Zインフラストラクチャー内でデータを適切に保持します。Data Virtualization Manager for z/ OSは、全方位型暗号化やシステム・セキュリティー・プロトコル(例:RACF、ACF2、Top Secret)などのIBM Zのセキュリティー機能とDb2 for z/OSおよびIMS内のネイティブのデータベース・レベル・セキュリティーを活用します。

コストの削減とETLの高速化

Data Virtualization Manager for z/OSは、Extract/Transform/Load(ETL)データ移動処理を高速化できます。また、大容量のデータへのアクセスやそれらのデータの移動に関連するメインフレームのコストを削減できる可能性があります。IBM Z向けに最適化されたData Virtualization Manager for z/OSは、特定のZハードウェアの利点を活用し、主にIBM z Systems Integrated Information Processors(zIIP)で稼働し、汎用目的の処理コストへの影響を最小限に抑えます。

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