回復力を維持しながら、リスクを可視化し、優先順位を付けて管理します。
保守の未適用による停止を回避
保守の更新には常に時間と注意が必要です。しかし、パッチが適用されていない保守は、深刻なリスクをもたらす可能性があります。IBM® Concertは、修正プログラムが適用されていないz/OSを明確に可視化して、最新のソフトウェアではないことによる機能停止やセキュリティー・リスクの回避を促進します。
リスク追跡を自動化することで手作業を排除し、リスクの特定と評価に費やす時間を最小限に抑えながら、チームは戦略的イニシアチブに集中できます。
影響の大きい修正を特定して優先順位を付け、システムが円滑に稼動するようにし、業務の中断を回避します。
AIを活用したタイムリーな修復と緩和戦略により、システムの脆弱性を最小限に抑え、カバレッジ・ギャップに対処します。
保守の追跡と計画をタイムリーかつ自動的に行い、将来のアップグレードの問題を回避します。
仕組み
保守リスクについての洞察
Authorized Program Analysis Report（APAR）のリスク、前提条件、関係性を可視化することで、ソフトウェア・アップグレード戦略を事前に定義し、アップグレード・プロセス中の混乱を防ぎます。
ドリフトの監視
すべてのz/OS環境の保守ドリフトを監視および管理し、タイムリーな更新を推進して、カバレッジ・ギャップに事前に対処します。
影響分析と依存関係の管理
「Blast radius」機能を使用して、APARの依存関係と前提条件を分析し、重要な更新をタイムリーに適用して、システム・リスクを最小限に抑えます。
IntelliMagic Vision for z/OSとConcertは、SLIとSLOに基づいてインフラストラクチャーのパフォーマンスを評価し、ビジネス・サービスの正常性を総合的に査定して、問題を軽減するための計画を策定します。
Ansible Automation Platform for z/OSとConcertは、IBM Zを含む証明書のコンプライアンスを継続的に監視し、企業全体のコンプライアンス・ポリシーをプロアクティブに促進して、コストのかかる罰則や違反を回避します。
IBM Developer for z/OSとConcertは、ハイブリッド・インフラストラクチャー全体の構成ドリフトを分析し、すべてのソフトウェア構築のSoftware Bill of Materials（ソフトウェア部品表）のコピーを管理するなど、規制基準に準拠しながら、変更に関連する問題を修正する時間を節約します。