IBM Maximoに関する高度な技術力と構築実績、ノウハウを持つ株式会社エクサ様は、西部石油株式会社様に、IBM Maximo Asset Management(以下、IBM Maximo)をベースに新たな設備保全管理システムを構築し、大幅な機能強化により多大な成果を上げています。
今回は、株式会社エクサの設備保全管理システム構築事例を、同社ウェブサイトの記事掲載内容を元にご紹介します。
ガソリンをはじめ、灯油など家庭用燃料、繊維化学製品の原料、航空機用・船舶用燃料、発電所用燃料など多岐にわたる石油製品の生産を手掛ける西部石油にとって、大きな課題となっていたのが、製油所内で稼働している新旧さまざまな設備の保全管理を支えるシステムでした。
旧昭和シェル石油グループ3社が導入していた旧システムは 2003年に構築されたもので、設備の保全や検査、部材購買に関するデータが一元管理されていないなど機能不足が足かせとなり、多くの業務がExcelを用いたデータ集計や紙ベースのワークフローによって行われていました。
そうした中、旧システムが2020年12月にサポート終了となることをベンダーから通知されたのを機に、西部石油は新システム構築に向けた検討を開始しました。
西部石油は新たな設備保全管理システムの構築に向けて、「保全コスト管理の強化」「保全データ管理の強化」「購買機能の強化」「業務効率化」の4つの業務ニーズの観点から課題解決の基本戦略を策定、具体的な機能の要件定義を行いました。
非常にビジネスクリティカルなこれらの要件を満たす為、西部石油は最終候補として絞り込んだ数社のソリューションを比較検討した結果、国内外で石油化学業界における豊富な事例を持つIBM Maximo、その多くをサポートしてきたエクサの提案を選定しました。
1962年設立。西日本有数の石油基地である山口製油所を拠点に、多岐にわたる石油製品を生産。近年では石油化学基礎原料であるオクテン、ミックスキシレンの生産やメガソーラーの商業運転も行なうなど、出光グループにおける西日本の重要拠点としてチャレンジを続けている。
のような内容を掲載しています。
・ 導入の背景/目的
・ エクサと協業するに至った経緯
・ 導入効果
・ 今後の展開