IBMの迅速なAIアセスメントで隠れたAIリスクを明らかにする

クラウド、アイコン、錠前が描かれた球形の中の線が、文書が添付された矢印へと繋がっているデジタル・イラスト

執筆者

Albert Puah

WW Sales Leader, Data Security & Quantum-Safe

IBM

IBMは、IBM Consulting Cybersecurity ServicesとIBM Guardium AI Securityの共同サービスとして、Rapid AI Security Assessmentの提供を開始予定です。

組織がAIの導入を加速させるにつれ、リスクを管理しながら責任を持ってイノベーションを起こすにはどうすればよいかという課題が増大しています。シャドーAIから設定ミスしたモデル、機密データの漏洩まで、AIのランドスケープには、コストのかかる侵害やコンプライアンス違反につながりかねない盲点があふれています。

迅速なAI Security Assessmentは、組織が隠れたリスクを発見し、AIデプロイメントに対する信頼を構築し、スケーラブルなAIガバナンスの基盤を築くのに役立ちます。

迅速なAI Security Assessmentとは

迅速なAI Security Assessmentは、専門家主導のエンゲージメントであり、クライアントが数週間以内にAIランドスケープを迅速に可視化し、重要なセキュリティー・リスクを特定できるように設計されています。この製品は、エンタープライズAIのトランスフォーメーションに対する構造化された影響力の高いアプローチを提供します。

発見から決定まで:

Assessmentから得られるAIセキュリティーの成果

迅速なAI Security Assessmentは、AIランドスケープを保護するための包括的なアプローチを提供し、初期発見から情報に基づいた意思決定まで、明確で実行可能な結果をもたらします。

  • AIとシャドーAIの資産の検出:クラウド環境と開発環境をスキャンして、モデル、データセット、エンドポイント、プラグインなどの既知および未知のAIコンポーネントを特定します。
  • インベントリーとコンテキスト化: EUのAI法やISO/IEC 42001などのビジネス・ユースケースや規制のフレームワークに合わせて、構造化されたAI部品表(AI-BOM)を構築します。
  • リスクの評価と優先順位付け:脆弱性、設定ミス、コンプライアンス・ギャップを評価します。実行可能な推奨事項を含む、リスクがランク付されたレポートを受け取ることができます。

3つの主要な成果物:

AI Security Assessmentに参加すると、以下が得られます。

  1. AI資産インベントリー・レポート:クラウド環境全体でのAIおよびシャドーAIコンポーネントの自動検出により、構造化されたAI部品表(AI-BOM)を作成できます。
  2. 優先順位付けされた推奨事項レポート:実行可能な修復ガイダンス付きの、設定ミス、脆弱性、コンプライアンス・ギャップなどのセキュリティー・リスクの評価。
  3. エグゼクティブ・レポート:リーダーの意思決定向けに作成された調査結果と戦略的推奨事項のハイレベルな要約。

お客様がセキュリティーのためにIBMを選ぶ理由

IBMは、サイバーセキュリティーに関する深い専門知識、AIツール、スケーラブルで実績のあるガバナンスフレームワークを組み合わせた、研究主導で将来に備えたAIセキュリティーのアプローチを提供します。

  • 研究主導のガードレール: IBM Researchによって継続的に更新され、新たな脅威に先んじることができます。
  • 統合されたガバナンス: AIセキュリティーと企業全体のAIガバナンスを連携させ、情報に基づいた統合リスク管理を実現します。
  • 将来に対応したフレームワーク:生成AIシステムと進化する自律型エージェントを保護するように設計されています。
  • スケーラブルな運用モデル: 複雑な環境全体にわたるリスク軽減を自動化し、簡素化します。
  • 機敏なリスク対応:リスクの早期検知と迅速な対応による代替手段の確保を可能にします。
  • ハイブリッドAIセキュリティー: ハイパースケーラー、SaaS、オンプレミス、エンタープライズ・プラットフォームにわたり一貫したセキュリティーを実現します。

エンタープライズAIセキュリティを制御

今後開催されるWebセミナーに参加して、迅速なAI Security Assessmentが組織のAI導入の安全性を確保する方法を学びましょう。

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