2025年5月7日
既存のMistralモデルのIBM watsonx.aiカタログを基に、Mistral Medium 3が新たに利用可能になりました。高精度な結果とコスト効率の高い拡張性というエンタープライズのニーズに応えるために設計されたMistral Mediumは、その期待に応えます。このモデルは効率的な設計により、わずか4基のH100 GPU上でのデプロイが可能であり、強力でありながら管理しやすいAIインフラを求めるオンプレミス環境の組織にとって理想的なソリューションです。
Mistral Media 3（25.05）にはマルチモーダル機能が搭載されており、最大128kの拡張コンテキスト長を備えています。これにより、視覚的な入力と長文ドキュメントの両方を処理・理解できるようになり、適用範囲がさらに拡大しました。この多用途なモデルは、以下を含むさまざまなタスクに対応できるよう設計されています。
このモデルは、英語、日本語、ヒンディー語、スウェーデン語、中国語、カタルーニャ語、ギリシャ語を含む40以上の自然言語に対応しています。
この新たなモデルの追加は、IBMのオープンかつマルチモデルな戦略、そして最先端のAI技術へのアクセスを開発者およびビジネス・ユーザーの双方に提供するというIBMの取り組みを強く示すものです。
この戦略は、お客様の現在の状況に応じて対応し、エンタープライズAIソリューションをビジネス全体にわたってスケールさせるための選択肢と柔軟性を提供することを目的としています。IBMは、数十年にわたるAIの研究開発、MetaやHugging Faceとのオープンな協業、そしてモデル分野のリーダーたちとのパートナーシップを通じて、モデル・カタログを継続的に拡充し、新たな機能、言語、モダリティを導入し続けています。
IBM watsonx.ai Foundation Models Libraryの一部として提供されるこの最新モデルは、Mistralによる高速かつ高性能なオープンウェイトの言語モデルの1つです。これらのモデルはモジュール性を重視して設計されており、テキスト生成、推論、多言語対応アプリケーションに最適化されています。
IBM watsonx.aiは、簡単にAIを構築できるワンストップのAIスタジオです。必要なAPI、ツール、モデル、ランタイムが揃っており、アイデアや要件を現実のアプリケーションへと変換するAIサービスを開発・導入することができます。
IBM watsonx.ai上のMistral Medium 3が、イノベーティブなソリューションの開発、複雑なプロセスの自動化、そしてデータからの深い洞察の導出を、エンタープライズ対応の安全かつスケーラブルな環境で支援します。
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