スポットライト

幅広い最適化

OPT(3)のサポートによって、アプリケーション・パフォーマンスを改善するための追加オプションおよびプラグマが導入されます。これには、ループのアンロール・オプションおよびプラグマ、およびいくつかの新規の組み込み関数が含まれます。OPT(0)、OPT(2)、OPT(3)の各オプションを使用して、小規模の包括的な最適化からより大規模な最適化まで、最適なレベルで実行できます。

C++標準ライブラリー

IBM XL C/C++ for z/VMは、入出力(I/O)操作を実行するC++ Standard I/O Stream Library、複素数を扱うC++ Standard Complex Mathematics Library、STL(C++テンプレート・ベースのアルゴリズム、コンテナー・クラス、イテレーター、ローカライズ・オブジェクト、およびストリング・クラスで構成される)を備えています。

ユニコード・リテラルのサポート

IBM XL C/C++ for z/VMよって、Cではtypedefの使用を通して、またC++ではネイティブ・タイプとして、char16_tおよびchar32_tタイプのサポートが追加され、これらのタイプを利用しているコードのz/OS®への移植がより容易になります。

GNUコンパイラー・コレクション(GCC)との互換性

プログラマーが式の中でループ、スイッチ、およびローカル変数を使用できるステートメントの式構成に対するCのサポートと、可変長オブジェクトのヘッダーでの長さ0の配列構成に対するCおよびC++のサポートが含まれます。これらの機能によって、他のプラットフォーム上でこれらの構成を使用しているC/C++コードのXL C/C++ for z/VM®への移植がさらに容易になっています。

より深いポインター分析

RESTRICTオプションは、すべての関数または指定された関数内のパラメーター・ポインターが互いに交わらないこと(disjoint)をコンパイラーに示します。RESTRICTオプションが有効な場合、コンパイラーによってより深いポインター分析が行われます。これは、コンパイルされるアプリケーションのパフォーマンスの向上を目的とするものです。

保存済みオプション文字列機能

IBM XL C/C++ for z/VMには、個々のソース・ファイルで使用されるコンパイラー・オプションのコンパクトな表記が用意されており、各コンパイル単位用の実行可能ファイル内に、保存済みオプション文字列を作成します。コンパイラーはまた、コンパイル中にアクティブだったすべてのコンパイラー・コンポーネントに関するバージョン情報も記録します。この新機能は、実行時の問題の診断に役立ちます。

メッセージ重大度変更のサポート

SEVERITYオプションでは、コンパイラーによって出される診断メッセージの一部の重大度を変更することができます。この機能により、一定の診断メッセージのレベルを、ユーザーのコーディング標準に合わせてカスタマイズできます。

デバッグのサポート

コンパイラーによって生成されるソース・リストは、各関数の開始オフセットがリストに追加されるよう拡張されています。各関数の開始オフセットは、デバッグの目的で役立つものと予想されます。最適化レベル02または03を用いたコンパイル済みコードでは、最適化されたコードをデバッグする場合に、関数の名前およびアドレスと、パラメーターの名前、タイプ、値を表示することができます。

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