スポットライト

最新のz/Architectureの活用

新しいハードウェア活用機能によって最新のIBM z14サーバーを活用します。コンパイラーは、IBM z14システムで利用できる機能をサポートして、ベクトル・プログラミング・サポートを提供し、z/Architecture用のベクトル機構を利用できるようにします。z/OS XL C/C++は、オプション、ディレクティブ、プラグマ、ソース・レベルの組み込み関数を通してハードウェア・レベルの機能を直接公開します。さらに、インライン・アセンブリー・ステートメントによってz/Architectureの命令シーケンスを挿入できます。

システム・プログラミング機能を提供するMETAL C

z/OSでのシステム・プログラム開発をサポートするためのMETALオプションを提供します。High Level Assembler(HLASM)のスキルが限られている組織が高水準のC言語構文を使用して、最適化されたシステム・プログラムを開発できます。プログラマーは、Metal Cで記述されたシステム・プログラムを、再コンパイルしてターゲットのシステム向けの最適化を組み込むことによって、新しいz Systemsアーキテクチャーに素早く対応できます。

プログラムの診断とデバッグ

考えられる言語意味構造への順守性を診断し、信頼できるコード生成を制御することにより、プログラマーの生産性を向上させ、保守コストを削減します。 IBM Debug for z Systemsやdbxなどの標準のシンボリック・デバッグ・ツールで利用できる情報により、CとC++のプログラムの実行の検証、監視、制御を行うこともできます。

標準への準拠

C89、C99、C++98、C++03に準拠し、C11とC++11の多様な機能をサポートしているため、C/C++アプリケーションをz/OSに直接移植および統合して、プラットフォーム性能を高めることが可能です。XL C/C++コンパイラーは、GNU C/C++で構築されたアプリケーションのz/OSへの移行を容易にする、さまざまなGNU C/C++の言語拡張および互換機構も提供します。並列プログラミングを改善するためのOpenMP 3.1並列化ディレクティブが提供されます。

Profile-Directed Feedback(PDF)の最適化

標準的な入力データでの実行時にプログラムに関する情報を収集して、実行頻度が高いコードに有利になるトレードオフに集中するように最適化プログラムに指示する情報を生成します。高水準の最適化で利用でき、性能を大幅に向上させる可能性があります。

自動的なSIMDizationの最適化に対するサポート

コードを生成するために単一命令多重データ(SIMD)命令を使用する自動的なSIMDizationまたは自動ベクトル化の最適化をサポートします。

高度な最適化技術

最先端のコンパイル技術を提供して、アプリケーションの性能を向上させます。コンパイラーは、アプリケーション向けに最適化頻度を調整できるように複数の最適化レベルをサポートしています。さらに、上位変換(HOT)ループの最適化、プロシージャー間分析(IPA)の最適化、Profile-Directed Feedback(PDF)の最適化などの先進の最適化手法により、性能を大幅に向上できる可能性があります。

高性能な数学的コンピューティング・ライブラリー

Mathematical Acceleration Subsystem(MASS)ライブラリーを使用すると、基本的な数学関数の実行を加速できます。これは z/OS XL C/C++ ランタイムに含まれる標準の数学ライブラリーの代わりに使用でき、より高いパフォーマンスを発揮します。 Automatically Tuned Linear Algebra Software(ATLAS)ライブラリーは、ビジネス・アナリティクス・ソリューションや最適化ソリューションで定常的に使用されるBasic Linear Algebra Subprograms(BLAS)関数とLinear Algebra PACKage(LAPACK)関数の線形代数関数サポートを提供します。

クロス・プラットフォーム互換性

IBM AIXとLinuxのプラットフォームからIBM z/OSプラットフォームへのC/C++アプリケーションの移植をサポートします。コンパイラーは、AIXとLinux向けのIBM XL C/C++コンパイラーと最適化コンポーネントを共有するため、機能拡張はコンパイラー間で共有されます。新しいz Systemsハードウェアを活用するために、アプリケーションを新しいz/OSプラットフォームに合わせて調整できます。

z/OS上のUNIX System Servicesのサポート

z/OS UNIX System Servicesは、オープンな分散環境でアプリケーションの実装や移植を簡単に行うための機能をz/OSで提供します。z/OS UNIXは、Language Environment要素で入手できるC/C++言語バインディングを介してz/OS XL C/C++アプリケーション・プログラムで利用できます。z/OS UNIX、Language Environment要素、z/OS XL C/C++コンパイラーは連携して、業界標準をサポートするアプリケーション・プログラミング・インターフェースを提供します。

IBM Application Delivery Foundationとの統合

IBM Application Delivery Foundation for z Systemsは、z/OS環境向けのアプリケーションを作成して保守するためのツールの基本のセットを提供します。コンパイラーは、この製品に含まれている次のツールと統合します: i)IBM Developer for z Systems Enterprise Edition(IBM Debug for z Systemsを含む)、ii)IBM Fault Analyzer for z/OS、iii)IBM Application Performance Analyzer for z/OS。

埋め込まれたCICSとSQLステートメントのサポート

前処理ステップを必要とせずに渡されるC/C++ソース内に埋め込んだCICSとSQLステートメントをサポートすることにより、CICSとDB2環境内でのC/C++の運用を簡素化します。

技術的詳細

ソフトウェア要件

z/OS 2.3

    ハードウェア要件

    z/OS V2R3は、以下のIBM z Systemsサーバーでサポートされています:

    • IBM z14
    • IBM z13(z13)
    • IBM z13s(z13s)
    • IBM zEnterprise EC12(zEC12)
    • IBM zEnterprise BC12(zBC12)

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