適切な情報アーキテクチャー(IA)の構築がAIの成功に不可欠
AIワークロードやデータ・パイプラインには、固有のインフラストラクチャー要件があります。ではどのようにすればAIデータ・ストレージ用の適切なアーキテクチャーを構築することができるのでしょうか?
IBMストレージの活用でAIへの移行がシンプルに
AIとビッグデータ向けストレージは、データからより深い洞察と価値を得て競争力を高めるため、AIへの移行のさまざまな段階向けに最適化されたソリューションを使用して、インフラストラクチャーを簡素化します。
- 包括的なデータとAIのポートフォリオを活用してAIジャーニーを容易にする
- エッジ、コア、クラウドに至る、最新のソリューション向けのAIインフラストラクチャーを構築する
- IBM Cloud Pak for DataおよびIBM Storage Suite for IBM Cloud Paksとの統合により、マルチクラウドやコンテナ・ベースのシステムとの接続を容易にする

モダナイズ
組織全体でデータAIを活用します。

収集
アクセスしやすいようにデータを取り込み、保管します。

編成
ポリシー・エンジンでデータをカタログ化します。

分析
ハイパフォーマンス・データ・アクセス
AIをモダナイズ
人工知能の基盤は、強固な情報アーキテクチャーです。データをモダナイズするということは、お客様の企業全体に選択肢と柔軟性を提供するAI向けの情報アーキテクチャーを構築することを意味します。データとAI向けストレージで、データをAIに対応させます。
IBM Storage Suite for IBM Cloud Paks
容量とパフォーマンスのワークロードにかかわらず、 AIワークロードに柔軟性を提供するRed Hat OpenShift環境向けのソフトウェア定義ソリューションの詳細をご紹介します。
Red Hat OpenShift Container StorageによるIBM Spectrum Discoverのサポート
Red Hat OpenShift Container Storage(OCS)がIBM Spectrum Discoverをサポートするようになりました。この機能拡張により、ガバナンスのエンタープライズ・データ・カタログにリアルタイムのデータ取り込みが、IBM WatsonソリューションにAI統合が追加されます。
IBM Spectrum Scaleによるコンテナ・ネイティブのアクセス・サポート
IBM Spectrum Scaleの1つのノードから多数のノードまで、ストレージをクラスタリングすることで、迅速かつ容易な導入がコンテナ化され、パフォーマンスが最適化されます。
データの収集
データはAIに動力を供給する燃料です。しかし、メインテナンスや拡張が困難になったり、コストがかかり過ぎたりするような状態でデータがトラップされたり、格納されている場合があります。お客様は、単純でコスト効率の良いインフラストラクチャーで、エッジから推論に拡張できるようにデータを解放する必要があります。 データおよびAI向けのIBMのストレージは、ビジネス・モデルに適したAIストレージ・ソリューションによって、データをハイブリッド・マルチクラウド・インフラストラクチャーにとってシンプルで、アクセスしやすいものにします。
IBM Elastic Storage System 5000(ESS 5000)
ESS 5000は、スピード、市場をリードするパフォーマンス、密度、拡張性を備えた、データレイク向けの新世代プラットフォームです。
AIオブジェクト・ストレージ・リポジトリー用のIBMストレージ
オブジェクト・ストレージは、その高い耐久性と管理の容易性から、大規模データ処理やAIワークロードのために必要な、ビッグデータ・リポジトリーの選択肢になりつつあります。
AIファイルとオブジェクト・ストレージ・リポジトリー用のIBMストレージ
高性能で、エッジからコア、クラウドにわたる拡張性(Red Hat OpenShift向けコンテナ・ネイティブのストレージ・アクセス)で、AIストレージの課題に対応します。
データの編成
AIの品質は基としているデータの品質に左右されます。企業はどのようなデータを持っているかを十分に理解して、コンプライアンス、データ最適化、データ・カタログ、データ・ガバナンスなどの、AIやその他の組織のニーズに活用できるようにする必要があります。AIやデータ向けのIBMのストレージは、データをリアルタイムで提供し、エンタープライズ・データ・ソースから継続的に更新を提供する、AIのストレージ・ニーズを満たすのに最適なソリューションです。
IBM Spectrum Discover
IBM Spectrum Discoverにより、カタログ作成/索引作成を自動化すると同時に、リアルタイムのデータ更新が統合され、最新の状態であることを確認できます。IBM Watson Knowledge Catalogとの統合により他のビジネス・データとのリンクが可能になった結果、強力な洞察を獲得できるようになりました。これにより、包括的な洞察の獲得、データ・ガバナンスのサポート、データ活用の最適化が実現されます。
Watson Knowledge Catalog
1回のクリックでSpectrum DiscoverとIBM Watson Knowledge Catalogを統合します。 IBM Spectrum Discoverからのエンタープライズ・ファイルとオブジェクト・データの情報をIBM Watson Knowledge Catalogに統合して、よりスマートなデータを作成します。他の重要なエンタープライズ・データや情報と共に分析や洞察を得ることができます。
データの分析
情報アーキテクチャー(IA)のないAIは存在しません。企業は、AIの導入以外の問題に対して準備しておく必要があります。また、拡張できることを確信した上で、AIインフラストラクチャーを構築しなければなりません。ビッグデータ向けのIBMのストレージは、エッジ・デバイスからデータを取得・格納し、分析のために推論エンジンに供給するためのシンプルで、統合されたAIインフラストラクチャーを提供します。
地球上で最も強力な2台のコンピューター-サミットとシエラレオネはAI用に構築されており、どちらもIBMストレージに依存しています。
Power Systemsを搭載したデータとAI向けIBMストレージ
お客様の業務に完全に最適化されており、拡張も容易で、フルサポートされたAIプラットフォームです。極めて高速なパフォーマンス、実績のある信頼性、レジリエンシーを備えています。これは、エンタープライズAI用に設計されたITインフラストラクチャーです。
NVIDIA DGX Systemsを搭載したデータとAI向けIBMストレージ
画期的なパフォーマンスの向上とデータサイエンス・ワークロードをサポートするために必要な、拡張性の高いスループットを実現します。これまで以上に高速化されたGPUサーバーを複数台ラック内に搭載する構成が可能、開発者の生産性を向上させる拡張データ管理をサポートしています。
IBM Elastic Storage System 3000(ESS 3000)
ESS 3000は、世界で最も強力なスーパーコンピューターを動かしている世界トップクラスのストレージと同様のものを実装できる最もシンプルな方法です。
お客様導入事例
データとAIのためのソリューション
Splunk®(SmartStore)向けのデータおよびAI用IBMストレージ
Splunk SmartStore向けのIBM Cloud Object Storageは、新しいアーキテクチャーによって既存のSplunkの実装を最適化してコスト削減を実現します。
Clouderaを搭載したIBM Spectrum Scale
NVMeアクセスを使用した高度な並列パフォーマンス、統合されたデータ・ライフサイクル管理とエンタープライズ・データ・サービス、 Hadoop分析に対応した統合サポートと極めて拡張性の高いストレージをそれぞれ統合します。
IBM Spectrum Archive
コスト効率がよく、拡張性が高いアクティブ・アーカイブを実現するために、テープに保管されたデータへ直接ファイル・アクセスを実施。AIストレージを採用しやすいコストで実現します。
IBM InfoSphere Virtual Data Pipeline
優先順位の高いワークロードに影響を与えず、データ・セキュリティーとプライバシーを損なわずに、ユーザーが実動データにアクセスできるようにします。仮想データ・パイプラインを開始して、分析を迅速化し、アプリケーションをモダナイズします。
データおよびAI向けのストレージに関する専門家の意見
“ IBMストレージは、市場をリードするパフォーマンス、密度、拡張性を備えたデータレイク向けの新しいストレージ・システムを使用して、エンド・ユーザー向けAIジャーニーを簡素化します。機能拡張には、AI向けIBM Spectrum Scaleデータ・アクセラレーション、IBM Cloud Object Storageに対する大幅なパフォーマンスの向上、Red Hat OpenShiftに導入可能なIBM Spectrum Discoverの新バージョンが含まれます。これらは、お客様がアナリティクスとAIをビジネスに簡単に導入できるモデルにする必要がある、ビッグデータとAIワークロードのための拡張機能です。 ”
— Steve McDowell氏, Moor Insights社
参考情報
エッジ用のIBMストレージ・ソリューション
いくつかの実用的なソリューションをお手元で確認し、エッジ、データセンター、さらにはクラウドでAIのパフォーマンスを活用するのに必要な要件をご覧ください。
AIによるビジネスの未来
AIはもはやSFの世界の話ではなく、ビジネス・ファクトになりました。AIと、さらなる進歩を可能にするその潜在力に取り組む2人のイノベーター、Graham MackIntosh氏とMarcelo Labre氏の話をお聞きください。
AIエンタープライズ・サーバー
IBM Power Systems for AIは、企業がAIとアナリティクスの最大の潜在能力を最大限に理解して、データ主導型の意思決定を強化し、より深い洞察にアクセスし、信頼と確信度を高めるのに役立ちます。

お客様ご相談窓口
納期やお客様の要件に合わせた構成、ソリューションについてもご相談可能です。
ストレージ活用のご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。