IBM Industrial Forum 京都 2018からの提言#1

ITテクノロジーの進展に伴い、製造業には“モノ”自体の差別化に加えて、より高い付加価値を提供する“コトづくり”が求められるようになった。

IBM Industrial Forum 京都 2018では、先進デジタル技術を導入し、顧客価値向上を実現させた事例が多数紹介された。例えば、安川電機は同社の強みであるメカトロニクス製品や自動化ソリューションにコグニティブによる故障予知や機械の寿命予測を加えることで、生産現場の革新と顧客への提供価値の最大化を図っている。HONDAはビッグデータやAIの活用による“お客様ファースト”の品質業務の効率化への取り組みを開始した。
一方、顧客起点の新たな価値創造を目指す取り組みとして、アジャイル開発やデザイン・シンキングといった開発手法の導入も進む。デンソーはIT企業やスタートアップ企業と対等に戦うために、デザイン・シンキングを取り入れて、攻めのITへの変革を進めている。

こうした動きは世界の大手企業においても同様だ。当ページでは、グローバル市場をリードするモノづくり企業における「先進デジタル活用による顧客価値向上施策」の事例を4社紹介する。

【事例1】エレベーター・メーカーの世界大手、KONE(コネ)社の顧客価値向上に向けたAI+IoT活用

Henrik Ehrnrooth CEO and President, KONE

KONEは、フィンランドに本社をおくエレベーターやエスカレーター等の製造とメンテナンスサービス事業を展開しているグローバル・リーダー企業です。
全ての人々に安心かつ快適な移動サービスを提供しつづけるために、エレベーターやエスカレーターをIoTで接続して、その稼動をリアルタイムに見える化。AIが予知保全や技術情報提供によりサービス技術者の活動を支援しています。

【事例2】自動車部品メーカーの世界大手、シェフラーの顧客価値向上に向けたIoT活用

ドイツに本社を置く世界的な自動車および産業機械の部品サプライヤーであるシェフラーは、ベアリング(軸受)に標準機能としてセンサーを設置。IoTを通じて、高度なシステムとベアリングを接続したり、電子機器や多様なソフトウェアとベアリングを接続することにより、新たな顧客サービスを産み出す挑戦を続けています。

【事例3】鉄道の世界大手、フランス国鉄(SNCF)の顧客価値向上に向けたIoT活用

SNCFは、旅客輸送および貨物輸送サービスのグローバル・リーダー企業です。
2017年2月16日、IBMは、SNCFがIBMのIoTソリューション、Watson IoTを使用し、1日当たり1,350万人を数える乗客に卓越した顧客体験、業務効率の向上、鉄道の安全対策の向上を提供すると発表しました。30,000キロに及ぶ鉄道網、約15,000 両の列車、3,000もの駅をIoTを通じリアルタイムにクラウドに接続、高度な情報から生み出される新しい洞察を活用しさらなる列車の安全品質、セキュリティー、利用率の改善につなげようとしています。

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