1. 自動車産業の変革の中、設計者の協働による 開発リードタイムの短縮や品質の向上を実現する

車体の設計者と車載ソフトウェアの設計者の協働を支えるデータ活用技術を構築

自動車のデジタル化が進み、ソフトウェア開発は一層複雑化するとともに、開発に占める割合が増えています。それに伴い、取り扱うデータは巨大化する一方です。

このように複雑化する開発に対応するため、設計や開発においては、ハードウェアと車載ソフトウェアの連携がより一層求められるようになりました。

Hondaの研究開発子会社である株式会社本田技術研究所は、開発者の協働を推進するために、ハードウェアとソフトウェアにおける多様かつ大量の開発要求項目やエビデンスを管理する仮想的な単一のデータベースの構築を目指しました。

そこで、ハードウェア設計を支援する製品ライフサイクル管理ソリューション(以下、PLM)と、ソフトウェア開発を支援するアプリケーション・ライフサイクル管理ソリューション(以下、ALM)が連携するシステムの実現に向けた取り組みを開始しました。

2. データ共有と確実なトレーサビリティを実現していく デジタル開発基盤の技術検証を実施する

業界標準規格の採用によるALMとPLMの連携

株式会社本田技術研究所は、 Automotive SPICEと呼ばれる車載ソフトウェアの業界標準プロセスモデルに基づくユースケースを分析、それによって抽出されたALMとPLMのシステム間で求められるデータのトレーサビリティを実現するためのIF要件を明らかにしました。その実現方法として、OSLCと呼ばれる開発ツールの相互運用性向上のための標準規格を採用。すでに社内ソフトウエア開発部門に導入しているIBM IoT Continuous Engineering に対し本格的なALM-PLM連携の技術構築を開始しました。

ALM-PLMの接続方式として58種類のインターフェース要求を策定するとともに、一部のインターフェースを用いた技術検証を実施しました。

技術検証に際して、OSLCの標準仕様のみでは難しいとされるALM-PLM製品固有の設計・実装を支えたのは、ALM基盤である IBM IoT Continuous Engineeringでした。

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