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最新オールフラッシュ・ストレージとAIを活用した運用支援サービスを導入、 運用負荷を軽減し、安定したサービス提供基盤を構築

占いコンテンツを中心としたさまざまなエンターテインメントを国内外に提供する株式会社ザッパラス(以下、ザッパラス)は、IBMの最新オールフラッシュ・ストレージ、IBM Storwize V5030Eを導入しました。ストレージのプロトコルをiSCSIに統一し、IPネットワークによるSANを構築することで運用をシンプルにして運用負荷を軽減しました。さらに、SaaSで提供するAIを活用した運用支援サービス、IBM Storage Insightsを採用することで、ストレージの監視や分析を効率化し、誰でも直感的な操作によって最適な状態でストレージを運用できる体制を確立しました。

ビジネス上の課題

ザッパラスでは、その都度、性能とコストの面から最適なストレージを選定してきたため、iSCSI接続のオールフラッシュ・ストレージと、ファイバー・チャネル接続のHDDストレージが併存し、運用管理が複雑になっていました。7年前に導入したHDDストレージの保守期限切れのタイミングで、接続形態をオールフラッシュ・ストレージのiSCSIに統一して運用形態をシンプルにし、さらに、それまで別々に運用してきた本番環境、開発環境、バックアップ環境も1つにまとめたいと考えました。そこで同社では、2019年1月に、iSCSIが使えるオールフラッシュ・ストレージであることと、業務要件に求められる高い処理性能を提供することを前提にベンダー5社に概算見積もりを求めました。

概要と経緯

新ストレージの提案を求められた5社のうちの1社、兼松エレクトロニクスは、ザッパラスとの新規取引を目指して熱心に提案活動を進めましたが、当初の提案内容ではザッパラスの評価を得ることはできませんでした。しかし、IBM Storwize シリーズの最新モデル、価格性能比が大幅に向上したIBM Storwize V5030Eの発表によって、状況は一変しました。兼松エレクトロニクスはIBMの協力を得て、IBM Storwize V5030Eを提案し、ザッパラスから他社と同じ価格レンジの製品と比較すると、性能面では突出しており、費用対効果が抜群で、素晴らしい提案内容であると高い評価を受けました。IBM Storwize V5030Eの出荷予定は6月末の予定で、構築期間を考えると6月末のHDDストレージの保守期限切れのタイミングでの入れ替えは不可能でしたが、ザッパラスからはそれでも導入したいという意向が表明されました。

効果と今後の展望

2019年6月初めにIBM Storwize V5030Eの導入が決定し、7月中旬に納品されました。兼松エレクトロニクスの技術支援サービスを利用して特急進行で構築作業が進められ、IBM Storwize V5030EのGUIが操作性も直感的であるところから従来実績よりも早期に稼働を開始し、データ移行は1週間で完了しました。プロトコルが統一されたことでサーバー・ストレージ間がシームレスになり、さらに、AIによる運用支援サービスであるIBM Storage Insightsを活用することで、ストレージの監視や分析が効率化され、常にストレージを最適な状態で利用可能になりました。IBM Storage InsightsのGUIベースの管理画面はわかりやすく、ストレージの運用管理負荷が軽減されました。今回のプロジェクトでストレージ環境が整い、ザッパラスは、今後、ネットワークも含めた運用全般の改善やクラウド連携についての検討を進めていきます。
 

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[製品・サービス・技術 情報]

当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

プロトコルが統一されたことでサーバー・ストレージ間がシームレスになり、300以上の仮想マシンもスムーズに移動できました 清水 伸彦氏 管理PJ インフラユニット リーダー 株式会社ザッパラス
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