Business Challenge

テニス・ファンはウィンブルドン選手権をより楽しむために、オール・イングランド・ローンテニス・クラブ(AELTC)が提供する最新の関連統計データにも目を向けています。IBMはこの情報配信を支援するため何ができるでしょうか?

Transformation

IBMは、IBM Analyticsテクノロジー、専門のコンサルタント、アジャイル・プロセスを融合して何百万ものデータ・ポイントから洞察を導き出し、AELTCやメディアからの質問に答え、ファンを惹きつけることに貢献しています。

Results

クエリーへの応答時間が飛躍的に改善

独自の視点からの分析でAELTCやメディアの報道が充実

AELTCやメディアのファン・エンゲージメント強化に寄与

Business challenge story

もっと知りたいという欲求を呼び起こす

スポーツ観戦の大きな楽しみの1つは、選手のパフォーマンスを分析し、そこから次に起こることを予測することです。予想を裏切る展開を期待するファンもいれば、大物選手が記録を破って偉業を成し遂げる瞬間を見たいと望むファンもいます。スポーツ統計は、どちらの立場のファンに対しても有益なコンテキストを提供し、ファンとアクションをより深く結びつけることができます。

ウィンブルドンの選手が技を競うのは世界最大の舞台の1つです。会場内の何千もの観客と、世界中の何百万もの視聴者がテニス界の栄光を追い求めてウィンブルドンを観戦するのです。IBMは29年にわたり、大会の主催者であるオール・イングランド・ローンテニス・クラブ(AELTC)のITコンサルタントのオフィシャル・サプライヤーを務めています。

IBM はウィンブルドンの情報収集と分析の最前線にいます。毎年のイベントでは、AELTCに代わってIBMが保有している豊富な履歴データにイベントのデータが追加されます。この履歴データに含まれる情報は、1877年に行われた初の大会にまでさかのぼります。AELTCもメディアも、より多くのファンの注目を集め、より説得力のある方法で試合のストーリーを伝える方法を探し続けています。IBMは、その独自の立場によって理想的な知識の泉となり、AELTCやメディアが出す質問への対応を可能にしているのです。観戦者や視聴者を惹きつけて留めておくための新たな方法は、世界中のスポーツその他さまざまなイベントで生み出されています。ウィンブルドンはますます激しくなる競合の中で戦うことになるため、主催者が変革に向けた努力を続けることが欠かせません。

IBMデータ・バンカー・チームが大会で毎年受け取るさまざまな個別のアドホックなクエリーは、選手の勝率からショットの配置にまで及びます。要求の増加に直面したIBMチームは、ますます複雑になる質問に答えられるようになりたい、AELTCやメディアがファンのためにコート上のあらゆる出来事を詳細に伝えるのを支援したいと考えました。そこでチームは、他のAI機能と連携して支援できる包括的でアジャイルな分析ソリューションの構築に着手しました。

AELTCの信頼するパートナーであるIBMが、正確でタイムリーな統計や洞察を提供してくれるおかげで、世界中の観客に最も魅力的な方法で大会のストーリーを伝えることができます。

Alexandra Willis氏, 全英ローンテニス・クラブの通信/コンテンツ/デジタル部門責任者

Transformation story

データの海へ飛び込む

興味深い洞察をより迅速により効率的に提供するため、IBMチームはIBM Cognos Analyticsを導入しました。このソリューションを使用して、チームはIBM Db2®データベースに保存された膨大な履歴データを一網打尽にすくい取ることができます。しかもこのデータは、審判のオフィス、チェア・アンパイア、各大会の数百万の新しいデータ・ポイントを累積したIBM独自のデータ・ソースなど、複数のリアルタイム・データ・ソースから収集した情報でイベント中に絶え間なく更新されます。

今年、IBMはIBM Cognos Analyticsを最新バージョンにアップグレードし、 よりアジャイルなプロセスを開発して、随時簡単に対話式レポートを作成できるようにしました。 その結果、チームはより多くの統計情報をより高速に生成できるようになりました。2018年の大会では、インフラ設計者がこのソリューションをフルタイムで活用して、事前に作成された120のレポートと随時発生するクエリーを組み合わせて興味深い統計を見つけ出し、AELTCやメディアからの質問に答えました。

たとえば、2018年ワールドカップ・サッカーのイングランド対スウェーデンの試合に向けた準備段階で、IBMチームは、ウィンブルドンの準々決勝でイギリスとスウェーデンの選手が最後に対戦したのはいつかと尋ねられました。Cognos Analyticsを活用して、チームは前のソリューションを使ったときよりはるかに迅速に、1973年という答を提供しました。その結果、AELTCとメディアは、ワールドカップへの盛り上がりを素早く巻き起こして、スポーツ・ファンの関心に火を付けることに成功しました。

Results story

ファンの参加が急増

IBM Cognos Analyticsを備えたIBMチームなら、数時間ではなく数分で、時にはほぼ瞬時にクエリーに応答できます。2018年の大会では、AELTCや世界中のメディアからの何百もの質問にたった1人のIBMコンサルタントが答え、AELTCがソーシャル・メディアに投稿するための多くの興味深い統計をあらかじめ想定して準備しておきました。IBMチームは、ウィンブルドンに関するデータの入手先として確固たる評価を確立し、今後何年間かにわたってさらに多くの要求に応えられる準備ができています。

IBMチームは、IBM Analyticsテクノロジーで収集した洞察を提供することでAELTCやメディアを支援し、彼らのイベント報道の充実を支援しています。このソリューションでは全く新しい分析が可能なため、メディアのメンバーが新鮮な視点を見つけて観客の関心を捉えるのに役立ちます。

関連する統計と注目に値する事実を継続的に提供することで、AELTCやメディアはファンをより深く大会に惹きつけることができます。2018年のイベントでは、1人の選手による一大会での最多出場試合数(ケビン・アンダーソンの349回)、準決勝での最長試合時間(ケビン・アンダーソン対ジョン・イスナーの6時間36分)など、多数の記録が塗り替えられました。このように多くの出来事があったイベントでも、IBMは分析ソリューションを活用してパートナー団体を支援し、ファン・エンゲージメントを高めることができました。

観客にとって当たり年となった2018年大会と同様、IBMチームは2019年も独自の洞察を見いだすためにトーナメントのデータ分析を行います。大会のサポート30年目を迎えるにあたり、さらなる即応性と俊敏性を実現するための取り組みとして新たな基盤を築きました。

IBMは最新バージョンのIBM Cognos Analyticsを使用して、メディアのメンバーにセルフ・サービス型のクエリー機能やレポート作成機能を提供し、興味深い事実や統計を独自に発見できるようにします。強力な分析テクノロジーを活用して限界に挑み続け、ウィンブルドンが他では得られないような体験を提供できる、それがIBMの目標です。

AELTCの通信/コンテンツ/デジタル部門の責任者Alexandra Willis氏は次のように述べています。「AELTCの信頼するパートナーであるIBMが、正確でタイムリーな統計や洞察を提供してくれるおかげで、世界中の観客に最も魅力的な方法で大会のストーリーを伝えることができます。加えて、大会を担当する国際メディアにIBMが提供するサービスは非常に貴重なものです。IBMチームは、ウィンブルドンの結果についての深い知識を活用してイベントのメディア報道を充実させてくれました。その知識は1877年の初回の大会にまでさかのぼり、統計に合ったコンテキストの提供から、選手のプレーの歴代最高記録との比較まで、内容も多岐にわたるものです。」

ウィンブルドン ロゴ

About Wimbledon 2018

何百万人ものファンに単に「ウィンブルドン(英語)」というだけで知られる大会は、テニスの4大グランドスラムの中で最も古く、世界で最も有名なスポーツ・イベントの1つです。オール・イングランド・ローンテニス・クラブ(AELTC)が主催するこの大会は1877年以来、世界的なスポーツ・文化団体としての地位を保ち続けています。

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