『VMware on IBM Cloud』であれば、VMware NSXテクノロジーを活用することで全体をシームレスに管理でき、その点は大きなメリットになっていると思います

—富士フイルム ホールディングス株式会社 経営企画部 IT企画グループ グループ長 兼 富士フイルム株式会社 経営企画本部 ICT戦略推進室 マネージャー 柴田 英樹氏,

Business Challenge story

オンプレミスのプライベート・クラウド環境で各種ITシステムを運用していた富士フイルムは、ビジネス環境の著しい変化に対応するため、IT基盤環境の見直しを推進。コスト削減の観点に加え、経営やビジネスの変化に柔軟に対応できるか、扱うデータ量の爆発的な増加に対応可能かといった観点から、従来のオンプレミス環境だけで運用を続けることは難しいと判断しました。特にデータ量の増加への対応は大きな課題となり、オンプレミス環境ではピーク時のデータ量に対応可能な規模でストレージを用意することは難しいので、パブリック・クラウドの活用の検討を開始しました。

Transformation

パブリック・クラウドにはIBM Cloud上でVMware環境を活用できる「VMware on IBM Cloud」の採用を決定。既存のプライベート・クラウドはVMwareで仮想化されているので、同じVMware環境であれば移行時の負荷やイニシャル・コストを抑えることができ、システム停止時間も短くすることが可能になる上、プライベート・クラウドで使い慣れたシステム移行ツールや機能をそのまま活用できます。また既存のシステムをほとんど変更する必要がないので、業務への影響も最小限に抑えられます。オンプレミスとIBM CloudのVMware環境をVMware NSXテクノロジーを利用したL2延伸(拠点間のネットワークを拡張して接続する技術)によりシームレスに接続することで、ハイブリッド・クラウド環境を統合管理することが可能になります。

Benefits

富士フイルムは、すべての移行計画が完了することで、約45%の運用コストを削減できることを試算。また、緊急に処理能力やデータ保管容量の変更が必要になった場合であっても、柔軟かつ迅速にリソースを増減できることも大きなメリットになります。例えば研究・開発部門であれば、アイデア段階で検証するPoC(Proof of Concept:概念実証)をIBM Cloud上で行い、もし見込みがなければそのシステムを閉鎖するという使い方が可能です。あるいはIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用する際には、センサーなどから寄せられる膨大なデータの保管計画を立てることが難しくなるので、暫定的に生データをストックする環境としてIBM Cloudを活用するという方法も可能になります。

 

製品・サービス・技術 情報

当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

  • VMware on IBM Cloud

Solution Category

  • IBM Cloud