今年の休暇の行き先にお悩みなら、Vivere.travel社にお任せください。IBMの人工知能テクノロジーに支えられたVivere.travel社では、ヨーロッパ最高峰の旅行先の美しさを紹介する専門家がキュレーションしたコンテンツを閲覧し、ご希望に沿った保養地を見つけ、理想的な休暇を予約することができます。
次の旅行を計画している旅行者にインスピレーションを与えるために、Vivere.travel社は、旅行者のニーズに合った場所の写真を掲載したいと考えていました。人員を増やさずに何千枚もの画像に正確にタグ付けするには、どうすればよいのか?
雨の日に家の中で、スマートフォンでソーシャル・メディアをスクロールしているとしましょう。友人や家族との日常的なスナップ写真を次々に見ていると、何かがあなたの手を止めます。それはとても美しいビーチの写真です。真っ白な砂浜に降り注ぐ太陽と、深く青い海。あなたはロケーション・タグ(エーゲ海にあるギリシャの島、イオス島)を確認し、記憶に留めます。あなたは、たった今、次の休暇の旅行先を見つけたのです。
Vivere.travel社の事業開発責任者であるMatteo De Santis氏は、「ソーシャル・メディア上で質の高いコンテンツを使用して、旅行者の意思決定プロセスを刺激し、情報を提供し、旅行者が理想的な旅行先を見つけるお手伝いをする。当社はそこに大きなチャンスがあると考えています」と述べています。「人々はソーシャル・メディアやウェブ上で見る写真に刺激を受け、実際にその場所に行って体験してみたいと思うようになります」
デジタル・デスティネーション・ディスカバリー・プラットフォームであるVivere.travel社は、パーソナライズされた見事なキュレーション・コンテンツほど、休暇の計画に影響を与えるものはないと確信しています。
Matteo De Santis氏は次のように説明します。「Vivere.travel社が提供するのは、主に視覚的な体験です。お客様が、当社のオンライン・プラットフォームを使用して、興味、旅行の予定日、予算に関する情報を入力すると、お客様一人ひとりの好みに合った旅行先の素晴らしい写真や動画が表示されます。当社の目的は、お客様が最も魅力的だを感じる旅行先やホテルを見つけ、予約できるようにすることです。百聞は一見に如かず、なのです。
「当社はフリーランスのクリエイターと協力して、高品質の画像やその他のコンテンツを制作しています。特に、プラットフォームを拡張し、旅行先を増やすにつれて、コンテンツの量が増え続ける中、当社に欠けていたのは、すべてを管理する効率的かつインテリジェントな方法でした。手作業でコンテンツを管理し、タグ付けすることができなくなる状況に陥ることはわかっていました。
「お客様がまさにお探しのものを見つけられるように、大量の視覚的コンテンツと非視覚的コンテンツを可能な限り効率的かつインテリジェントに集約、整理、タグ付けする方法を求めていました」
パーソナライズされたコンテンツを顧客に配信できるよう、Vivere.travel社はサービスの基盤として、IBM® Watson® Content Hubを選択しました。
Vivere.travel社の主任Web開発者であるGiacomo Lanza氏は次のように振り返ります。「当社が最初にIBM Content Hubに惹かれたのは、それがバックエンドのみのヘッドレス・コンテンツ管理システムであるという事実です。これは、従来のオールインワン・コンテンツ管理システムと比較して、Webベースのフロントエンド・ユーザー・インターフェースの開発において、はるかに柔軟性が高いことを意味します。IBM Watson Content Hubに影響を与えることなく、Webサイトを停止してアップグレード作業を行うことができます。つまり、コンテンツ・チームは集中して作業を続けることができるのです。
「また、APIのドキュメントにも非常に感銘を受けました。その詳細レベルは素晴らしいものです。アプリケーション・パッケージの作成方法についてはステップバイステップの指示が記載されており、その情報は包括的で信頼できるものであることがわかりました。これにより、現在プラットフォームの第2弾リリースに取り組んでいる開発者の作業が非常に楽になりました。
「さらに、IBMチームから受けたサポートは素晴らしいものでした。どんな質問にも喜んで答えてくれますし、いつも迅速に返答してくれます」
Vivere.travel社は、IBM Watson Content Hubを使用することによって、画像、動画、テキストを含むすべてのコンテンツの中央リポジトリを獲得しました。このリポジトリは、ユーザーごとではなく、保管されているコンテンツの量ごとに価格が設定されます。
Matteo De Santis氏は次のようにコメントしています。「当社の従業員は、全員、コストを押し上げることなく、必要なときに必要なコンテンツにアクセスできます。プラットフォームの第2弾リリースに取り組んでいる今、この連携は特に重要な意味を持ちます。コンテンツの保管・管理用の単一の中央システムを獲得したことによって、大変革がもたらされました」
現在、Webサイトの第2バージョンの開発に取り組んでいるVivere.travel社は、IBM Watson Content Hubの人工知能機能をできるだけ早く最大限に活用したいと考えています。
Giacomo Lanza氏は次のように述べています。「IBM Watson Content Hubがいかに強力なツールであるかはすでに承知していますが、それ以外にも多くの機能を備えていることも知っています。当社は、メタデータのタグ付けを自動化するIBM Watson Visual Recognitionと、検索結果の精度を向上させるIBM Watson Retrieve & Rankの2つのサービスをさらにソリューションに統合する予定です。
「IBM Watson Content Hubは、視覚認識を使用して、シーン、オブジェクト、色などの画像を分析し、簡単に検索可能な分類子で画像に自動的にタグ付けします。これにより、将来的には時間と労力が大幅に節約されることが期待されます。現在、当社では依然としてコンテンツ・チームが手作業で画像のタグ付けを行っています。しかし、当社のプラットフォームで利用可能なリンク先の数が増え続けているため、この状態を継続することはできません。画像タグ付け用に自動化された人工知能を備えたIBM Watson Content Hubを使用すれば、人員を増やすことなく、プラットフォームを拡張し続けることができます」
Matteo De Santis氏は次のように付け加えています。「重要なのは、インテリジェントな画像タグ付けにより、特定の場所に関する関連コンテンツをより迅速かつ簡単に検索できるようになり、パーソナライズされたコンテンツをお客様に配信する能力が向上することです。個人旅行者向けのコンテンツをより具体的にキュレーションでき、体験をよりパーソナルで魅力的なものにできればできるほど、顧客ベースを拡大し、プラットフォームを通じて休暇の予約を促進できる可能性が高くなります。そして、より多くの顧客行動データを収集することで、パーソナライゼーション・アルゴリズムの精度を向上させる機会が増え、プラットフォームと顧客体験を向上させることができます」
IBM Watson Content Hubを導入することにより、Vivere.travel社は、旅行者により応答性の高いパーソナルなデジタル体験を提供できると期待しています。
Matteo De Santis氏は最後にこう述べています。IBM Watsonテクノロジーのサポートにより、あらゆるタイプの旅行者にアピールする精選されたコンテンツを提供し、休暇の計画と予約の方法をより良いものに変えることができると確信しています」
Vivere.travel社は、旅行者の旅のあらゆるステップに寄り添う革新的なオンライン・ビジュアル体験を提供し、旅行者の興味や希望に最も適した旅行先の検索、発見、予約をお手伝いします。Vivere.travel社は、高級旅行とホスピタリティを専門とする大手デジタル・コミュニケーションおよびマーケティング代理店であるPositionerの一部です。
© Copyright IBM Corporation 2017. 日本アイ・ビー・エム株式会社 〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町 19-21 米国製作、2017年12月 IBM、IBM ロゴ、ibm.com、およびIBM Watsonは、世界中の多くの法域で登録されているInternational Business Machines Corp.の商標です。その他の製品名およびサービス名はIBMまたは他社の商標である可能性があります。IBMの登録商標の現在のリストは、Webページ「著作権および登録商標情報」www.ibm.com/jp-ja/legal/copytrade.shtmlでご確認いただけます。本書は最初の発行日時点における最新情報を記載しており、IBMにより予告なしに変更される場合があります。IBMが事業を展開しているすべての国で、すべての製品が利用できるわけではありません。記載されている性能データとお客様事例は、例として示す目的でのみ提供されています。実際の結果は特定の構成や稼働条件によって異なります。本資料の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づき保証されます。お客様は自己の責任で関連法規を順守しなければならないものとします。IBMは法律上の助言を提供することはなく、また、IBMのサービスまたは製品が、いかなる法規もしくは規則をお客様が順守していることの裏付けを、表明ならびに保証するものでもありません。