電子決裁でも紙文書の場合と同様に社長直筆のメッセージを読めることで、現場のモチベーションも高まります

—三菱自動車工業株式会社 グローバルIT本部 システム基盤部 部長 弥田 昌希氏,

Business Challenge story

三菱自動車は紙文書による決裁で生じているさまざま問題を解決して、意思決定の迅速化と効率化を図るため、電子決裁システムの導入を検討し始めました。同社の幹部は稟議書に手書きで意見を書き込んで、稟議書を上げてきた部門とコミュニケーションしていて、社長から「電子決裁でも手書きで書き込みたい」と要望がありました。納得のいく手書きの書き込みを実現できるシステムの構築を目指して、IBMに相談し、手書き電子決裁システムの開発を始めました。

Transformation

三菱自動車は、社長から高い評価を得たiPad ProとApple Pencilの導入を決定して、2016年1月から手書き電子決裁システムの構築を開始しました。IBM Mobile Foundationを開発プラットフォームとして利用し、モックアップを作り、三菱自動車が試行・改修要望を行い、最初は3日に1回ほど、落ちついてきた段階でも1週間に1回程度のペースで修正、変更を行い、試行錯誤を繰り返しながら、ブラッシュアップしていきました。新システムを全社展開する前には、決裁に関わる秘書に対して説明会を開催して、デモを実施し、改善点の指摘を受けて、さらにシステムを改修しました。

Benefits

三菱自動車は、2016年4月に社長用として手書き電子決裁システムの利用を開始し、10月には全社で使うことができるようになりました。これまでは遠方の拠点から本社に稟議を上げる場合、社長に届くまでに1週間ほどの期間が必要でしたが、手書き電子決裁システムでは、社長まで早ければ1時間、遅くても1日ほどで届くようになって、意思決定のスピードは大幅に向上し、決裁プロセスも効率化することができました。同社は、製造現場でもIBM Mobile Foundationでアプリを開発し、紙の代わりにiPad Proの活用を進めて、蓄積されるデータを活かした、イノベーションの実現に取り組んでいく考えです。

 

製品・サービス・技術 情報

当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

ソフトウェア

IBM Mobile Foundation、IBM MaaS360

Solution Category

  • IBM MobileFirst