トヨタ紡織は、不必要なクラウドコストの削減を目指し、CSMの伴走支援のもとTurbonomicを導入。PoCから定着までを短期間で進め、大きな成果を創出しました。
クラウドやコンテナの普及に伴い、企業のIT運用は従来の自社環境中心から、外部リソースを柔軟に活用するモデルへと移行しています。トヨタ紡織株式会社(以下、トヨタ紡織)も例外ではなく、AWSなどのクラウド環境が日々の業務を支えていました。
しかし、クラウド拡張が進む一方で、リソースの可視化やコスト管理に課題を抱えるようになりました。 利用が終了したサーバーが稼働し続けていたり、常時稼働する必要のないサーバーが稼働していたりといった状況が、IT部門の運用負荷とコスト増につながっていました。加えて、当時のクラウド運用は社内チームメンバーが個別にツール開発を行っている属人的な状態で、リソースやコストが外から見えづらく、ブラックボックス化されていました。
障害対応や他部門からの要望があった際にも、場当たり的なリソース見直しが中心となり、不要なコストをさらに生んでいたのです。
クラウド環境のリソースとコスト情報の可視化のため、トヨタ紡織はIBM® Turbonomicを導入しました。自動で最適なリソースを提案する機能により、根拠を持ったリソース管理が可能となりました。さらに、特定の時間帯や利用状況に応じて、クラウドリソースを自動起動・停止するTurbonomicのパーキング機能により、手動操作なしにコストを最適化できるようになり、運用工数の削減にもつながりました。
導入から活用までは、IBMのカスタマー・サクセス・マネージャー(CSM)がトータルサポート。CSMの伴走支援のもと、PoCから製品導入、運用定着までを短期間で進めることができました。
トヨタ紡織は、Turbonomicの導入により、AWS環境のコストを約20%削減しました。さらに、Turbonomicで取得したリソース・コスト情報を既存の社内データと統合し、毎月リソース状況のサポートを作成・展開することで、各システム担当者にコスト意識を根付かせることにも成功しました。各部門が自らの利用状況を把握し、リソース管理に主体的に取り組む文化が醸成されています。
また、継続的な監視により性能劣化の兆候をリアルタイムで把握し、適切なインスタンスやボリュームの適用による性能最適化も実現。IT部門は、運用の安定性を維持しながら、より戦略的なリソース配分が可能となりました。
トヨタ紡織は今後、グループとポリシーの組み合わせやユーザ権限の設定など、細かな機能の活用を進めることで、運用のさらなる効率化を目指します。加えて、レポートの充実化を通じて情報の集約を進め、利用者自身のリソース管理へのモチベーション向上にもつなげていく方針です。
トヨタ紡織株式会社は、内装システムサプライヤー事業を中心に、自動車用内装部品、フィルター、パワートレーン機器部品、繊維関連製品などの製造・販売を行っています。快適性と安全性を追求したシート、移動空間をトータルにコーディネートする内外装、あらゆる環境下で安定した走行を支えるユニット部品の開発・製造などを通じて、世界中のお客様に最高のモビリティライフを提供することを目指しています。
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引用または説明されているすべての事例は、一部のクライアントがIBMの製品を使用し、達成した結果の例として提示されています。実際の性能、コスト、削減効果、またはその他の結果は、運用環境によって異なる場合があります。