“ 座学で技術や知識を教えるだけでなく、実際のビジネス課題やデータを題材としてデータ分析を行い、成果を発表するという実践演習を組み込めることに魅力を感じました ”
— サントリーシステムテクノロジー株式会社 企画部長 佐藤 実氏
ビジネス上の課題
不確実になっていく将来に対応し、激化する競争を生き抜いていくために、デジタルを活用して新しいビジネスやサービスを創出していく取り組みが重要です。サントリーグループでは、グループ内のIT機能会社、SSTが主導して、ビジネス課題を熟知した各部門が自らデジタルを活用できるように、デジタル人材をグループ全体で育成するための研修を開始することを決定しました。
概要と経緯
研修カリキュラムを模索していたSSTに対して、IBMがデータ分析にフォーカスしたデジタル人材育成研修を提案しました。IBMのカリキュラムは、座学では、DX推進を担っていく人材に必須のスキルである、ロジカル・シンキング、ラテラル・シンキング、システム・シンキングなど思考力強化に重点を置き、その上で各部門の実際のビジネス課題やデータを題材としてデータ分析を行い、成果を発表するという実践演習を組み込めて、常に実践を重視するサントリーグループの思考にフィットしていました。SSTは2020年11月から2021年1月にかけて第1期の研修を実施すべく準備を開始しました。
効果と今後の展望
デジタル人材育成研修は、2020年11月から毎週1回のペースで計8回にわたって開催されました。1~2時間の思考力強化の講義を行い、その後2~3時間をかけて実践演習を行い、第6回以降の実践演習では、チーム単位での提案内容の議論および発表が行われました。受講生および最終報告会に参加したその上司などから非常に高い評価を得ることができました。サントリーホールディングス株式会社の人材育成担当部門ともこのデジタル人材育成研修の意義と重要性を共通認識としており、2021年度も第2期研修を開催し、第2期からは全国から受講者を公募する予定です。
[製品・サービス・技術情報]
当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。
デジタル人材育成研修
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製品・サービス