Business Challenge story

サーバー数の増加でシステム運用管理が複雑に

ソフラでは2005年から、ハウジング・サービスを展開。顧客から依頼された業務システムをSOFLAで開発し、サーバーやストレージ環境を同社のサーバールームに構築して、運用・管理を行う一連のサービスを提供していました。しかし、システム環境を構築する場合、物理サーバーの準備や必要なソフトウェアの導入、ネットワーク環境への接続など、非常に多くの時間と労力が必要でした。

また顧客ごとのサーバー/ストレージ環境を個別に構築、管理していたために、顧客数の増加とともにシステムの運用・管理が非常に複雑になっている中、ソフラのハウジング・サービス最大の特長ともいえる、IBM i、AIX、Linux、Windowsに応じたマルチOS環境を、いかに効率的に運用・管理していくかが、今後のサービス基盤選定の方針を決定する上で非常に重要なポイントとなっていました。

ソフラ 企画開発部 Webソリューション課 課長 橋本謙一氏は「サーバーやストレージの台数が増えるにつれ、ネットワークも含めた運用・管理が非常に複雑になり、専門の人員を増員しなければならない状況でした。しかし、会社全体として取るべき施策は、運用・管理のための人員を増員することではなく、システムの拡張と運用・管理の効率化を両立できる、新しいIT基盤の再構築とそのための社内体制づくりであると考えていました」と話します。

東日本大震災の発生で延期されていたデータセンター建設プロジェクトが、2012年5月に再開され、同時にIT基盤の再構築に向けた検討を開始。橋本氏は「物理的なサーバー環境を顧客ごとに持つのではなく、必要なときに、必要なリソースを、必要なだけ利用できるホスティング・サービスに注目が集まるようになってきたことも、新しいデータセンターの建設を加速させました」と話しています。

Transformation

高い性能と信頼性を評価してPureFlex Systemを採用

ソフラでは2012年5月から、PureFlex SystemおよびStorwize V7000の検討および検証を開始し、9月には採用を決定。2012年末にサーバールームに、PureFlex SystemとStorwize V7000を導入して、テスト運用を開始しています。その後、2013年12月にPureFlex Systemを新しいデータセンターに移設して、2014年1月からクラウド・サービスの提供を開始しています。

今回、構築されたシステムは、1台の専用ラックにPOWERプロセッサーを搭載したIBM Flex System p260と、Xeonプロセッサーを搭載したIBM Flex System x240とをそれぞれ2ノードで冗長構成しています。また、Storwize V7000をメイン環境と拡張環境に、それぞれ1台ずつ導入。トータルで十数テラバイトのストレージ環境をミラーリングにより構成。サーバー、ストレージ、ネットワークにまたがるシステム全体をIBM Flex System Manager(以下、Flex System Manager)により統合管理することができます。

ソフラの新しいデータセンターについて橋本氏は「われわれは、稼働する業務アプリケーションの提案から基本設計、開発、サーバー、ネットワークを含むインフラ環境構築、システム運用・監視まで、ワンストップでサービスを提供でき、お客様に安心してご利用いただくことができます」と話します。今回導入したPureFlex Systemにより、PaaSやSaaS、ホスティング、Webサービスなどさまざまなサービスメニューを提供しています。

PaaSでは開発環境であるSOFLAをシンクライアント環境で使用できるサービスを提供。OSはIBM i、Linux、Windowsからお客様の希望に合わせ選択可能であり、高性能なパソコンを準備することなく、既存のパソコンとSOFLAによりアプリケーション開発が可能です。データやソースコードがサーバー側で一元管理されているので、高いセキュリティーに基づいた開発が可能になります。SaaSでは、人事・給与などSOFLAで開発した基幹業務システムを月額利用料で提供するサービスを展開しています。またその他にも、業務系システムのホスティング・サービスや求人サイトと通販サイトなどのWebサービスも提供しています。

新しいデータセンターの竣工にあたり橋本氏は、次のように話します。

「データセンターでは、SI事業で構築したお客様のシステムが稼働するサーバー環境をお預かりしているので、それを支えるIT基盤に最も必要な要件は、高い信頼性とパフォーマンスであると考え、PureFlex SystemとStorwize V7000の採用を決めました」

Benefits

数日かかっていたサーバー環境の構築を数時間に短縮

PureFlex Systemを採用した効果について大西氏は「PureFlex Systemは、必要なときに必要な仮想サーバーを立ち上げるだけで、開発用サーバーやテストサーバー、サービス提供環境をすぐに構築することができます。あらかじめ仮想サーバーをテンプレート化しておけば、これまで数日かかっていたサーバー環境の構築が数時間に短縮されました」と話します。

「すでに6社のPaaS環境を、PureFlex System上に構築していますが、初期導入コストの削減、運用管理の効率化の観点で、明らかな効果を感じています。PureFlex上ではIBM i、AIX、Linux、Windowsの複数OS環境が稼働していますが、統合管理ツールであるFlex System Managerを利用することで、これらのシステムを一元管理できることがとても魅力的でした」(橋本氏)

また、大西氏は「可用性・信頼性の面では、2013年3月から社内向けと協力会社向けにPaaS環境を公開、テスト運用してきましたが、トラブルもなく完全未停止で運用できていますし、ストレージ環境についても以前はサーバーごとに準備していたために、あるサーバーのストレージ環境は容量に余裕があるが、別のサーバーでは足りないなど、リソース配分に無駄がありましたが、Storwize V7000を導入したことで、システム全体で1つのストレージ環境を利用でき、リソースを有効に活用できるようになりました」と導入効果を話します。

 

将来の展望

SOFLAで開発した業務パッケージでSaaSを拡大

今後の取り組みについて橋本氏は「今後はSaaSの強化を視野に入れています。たとえばSOFLAで開発した業務パッケージはもちろん、新たにe-ラーニングの仕組みをSOFLAで開発して、資格の取得をサポートする学校などに提供したり、ネットワーク認証やテレビ会議などの仕組みを提供したりすることを計画しています。そういった事業拡大にも柔軟に対応できる観点でも、PureFlex SystemとStorwize V7000には大いに期待しています」と話しています。

 

お客様の声

ソフラ株式会社 企画開発部 Webソリューション課 課長 橋本 謙一氏

「初期導入コストの削減、運用管理の効率化の観点で、明らかな効果を感じています。IBM i、AIX、Linux、Windowsの複数OSが稼動していますが、統合管理ツールであるFlex System Managerを利用することで、これらを一元管理できることがとても魅力的でした」

ソフラ株式会社 企画開発部 企画開発課 課長代理 大西 良和氏

「2013年3月から社内向けにPaaS環境を公開、テスト運用してきましたが、トラブルもなく完全未停止で運用できています。また、Storwize V7000を導入したことで、リソースを有効に活用できるようになりました」

 

お客様情報

企業向け情報システムの受託開発・運用保守、IT機器の販売、パッケージソフトの開発・販売、ビジネスWebサイトの運営、クラウドセンターサービス(ホスティング/SaaS/PaaSサービス)、人材派遣・職業紹介を事業として展開しています。

 

テクノロジープラットフォーム

ハードウェア

  • IBM Flex System p260
  • IBM Flex System x240
  • IBM Flex System Manager
  • IBM Storwize V7000

ソフトウェア

Solution Category

  • Other