Rabobankの最大の目標は、オランダで成功を収めるだけでなく、世界中の食料調達問題の解決に貢献することである。こうした目標は、優れたエンド・ユーザーの体験を実現できなければ達成できない。顧客体験をこのようにコミットする重要な要素は、アプリケーションのパフォーマンスを保証することである。

AIを活用したアプリケーション・リソース管理(ARM)テクノロジーを模索し始めたときに、RabobankのITチームは、既に複雑なVMware-Hyper-Vハイブリッド環境を、急速に進化するランドスケープで管理していました。同社は将来的なイノベーションに取り組むためのキャパシティーを維持しながら、既存の2万台の仮想マシン(VM)のパフォーマンスを最適化する必要がありました。現在の環境内で需要が常に変化していくことは避けられず、オーバープロビジョンは持続可能な選択肢ではありませんでした。パフォーマンスの高いチームであったにもかかわらず、Rabobank社のITチームは目標とする応答時間を手動で維持することはできませんでした。また同社の環境を監視するために様々なツールを利用していたため、ARMの実装以前はリソース使用の決定による影響を100%確信することはできませんでした。リソースの割り振りは、人間の能力を超えた問題でした。

IBM Turbonomicのフルスタックの可視性を実装することで、Rabobank社は

15% – 23%

のハードウェア削減を達成

ARMテクノロジーにより、Rabobank社は

20,000台

のVMのパフォーマンスを保証

フルスタックの可視性と自動化を通じてパフォーマンスを評価

アプリケーションのパフォーマンスをオンプレミス環境全体で保証するために、まずRabobank社には環境全体の包括的なビューが必要でした。アプリケーションとインフラストラクチャーの間の関係性を理解し、リソースの再配分が必要な場所を確認できるようにしなければなりませんでした。

IBM® Turbonomic® ARMソリューションは、Rabobank社の全スタック(アプリケーション、インフラストラクチャー、ネットワーク)からデータを収集するため、Rabobank社はさまざまなサイロのデータを単一の共通データ・モデルに関連付けやすくなります。この総合的な洞察により、Rabobank社はアプリケーションの遅延を事前に予防できるだけでなく、リソースの変更を実行してもボトルネックがそのまま別のレイヤーに移動することがないことを確認できます。また、キャパシティー・プランニングでは、効率性と一貫性が高まります。事前に構築されたワークフローにより、構成変更による運用上および財務上の影響を数日や数週間ではなく数分で決定できるため、市場投入までの時間が短縮され、ハードウェアの投資の精度を向上させることが可能です。

Rabobank社はARMの実装を開始すると、Turbonomicを使用してテスト環境と実稼働環境のハードウェア統合をモデル化しました。この統合は、一度実行されると15%から23%のハードウェア削減になり、 これは276の仮想CPU(vCPU)に相当します。ハードウェア・コスト回避だけでも、400万ユーロ以上にのぼります。Turbonomicはパフォーマンスに悪影響を与えることなく、より少ないマシンにワークロードを集約することに成功したため、同社のチームはTurbonomicと VMwareのタグを使用してソフトウェア・ライセンス・リング・フェンシングを実装しました。これはハードウェア統合の実行同様に、パフォーマンスを損なうことなく、経済的なメリットがあることがわかりました。

パーム油プランテーション

サイロ化を解消しDevOpsを実現

さらに、IBM TurbonomicはRabobank社のチームを支援して、アプリケーションの所有者とインフラストラクチャー運用チームとの間のサイロ化を解消してDevOpsを実現してきました。Turbonomicを使用することで、同社の作業環境とリソース決定の影響に関する新しいレベルの洞察が得られるようになったため、彼らはこのギャップを埋めることができるようになりました。TurbonomicとDynatraceは統合されているため、Rabobank社がvMotionとLive Migrationの決定を完全に自動化すると、アプリケーションの応答時間が改善されました。

また同社のチームは、承認済みの変更ウィンドウではTurbonomicのサイズ変更機能を手動ベースでより多く使用します。また、毎月のパッチ適用やリリース・サイクルなどのイベントごとに起きるアプリケーションの動作変化にも対応できるようになりました。これにより、インフラストラクチャー運用チームは、アプリケーションの所有者との間に信頼を築くことができました。同社には、効率性を向上させてコストを削減しても、アプリケーションのパフォーマンスが損なわれないことを示すだけのデータは十分にありました。それどころか、アプリケーションの応答時間が改善されたことで証明されたように、社内環境全体のパフォーマンス向上に貢献することで、チームはイノベーションに集中できるようになりました。

Rabobankは、今後もイノベーションを続けながら、卓越したエンドユーザー体験を提供するというミッションにコミットし続けます。IBM WebSphere® Application Serverなどのツールとの統合により、ボトルネックを識別して解決し、顧客体験とビジネス・バリューの両方を最大化するための高度な洞察を実現します。同社のチームは、必要なリソースに応じてVMを拡張も縮小もできるようにすることを検討しています。2万台を超えるVMを流動的で要求の厳しい環境で管理する場合でも、チームはTurbonomicを信頼して困難な作業に取り組んでいます。

Rabobankのロゴ

Rabobank社について

125年前に設立されたRabobank(外部リンク)社は、オランダに本社を構え、不動産、住宅ローン、リース・ソリューションなどの幅広い分野の金融商品を個人と法人のお客様に提供しています。Rabobank社は、初期から、重要な社会的課題を克服できる、未来実証社会の創造を専門としてきました。

製品・サービス
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2022年10月

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