他社が提供する同様のサービスとも比較してみて、IBM API ConnectとIBM DataPower Gatewayを使わない理由はないと思いました。大手サービス事業者での実績もありましたし、管理画面やデモを確認したところ使い勝手にもよい印象を持ちました。必要な要件はすべて満たされていました。また、IBMの優れたサポート体制に対する安心感もあり、採用することにしました

—住信SBIネット銀行株式会社 執行役員 システム開発第2部長 木村美礼氏,

Business Challenge story

住信SBIネット銀行は、マネーフォワードとの業務提携を契機に、FinTechサービスに関する課題を解決しようと考えました。マネーフォワード側の課題の1つは、住信SBIネット銀行のWebサイトからWebスクレイピングという方法で残高や入出金明細の照会データを得ていますが、該当のWebページがリニューアルされてしまうとデータを取得できなくなることでした。また、マネーフォワードは、住信SBIネット銀行の顧客のユーザーIDやパスワードを預かって管理することも避けたいと考えていました。住信SBIネット銀行としても、顧客が同社以外の場所にユーザーIDやパスワードを預けることに不安を覚えていました。

Transformation

住信SBIネット銀行は、FinTechサービスに対して安全な方法で正しいデータを渡せるようにするために、社内で使用しているバックエンドの勘定系システムとフロントエンドのWebシステムをつなぐAPIと同様の機能を外部に提供しようと考えました。IBMからの提案などを検討した結果、大手サービス事業者での実績もあり、管理画面やデモを確認して使い勝手にもよい印象を持ったIBM API ConnectとIBM DataPower Gatewayの採用を決めました。IBMの優れたサポート体制にも安心感がありました。実際の開発作業は、2015年12月から開始され、3カ月程度という短期間で進められました。

Benefits

住信SBIネット銀行が開発したシステムでは、OAuth 2.0準拠の認証基盤によって認可された取引でのみ、あらかじめ意図した残高照会や入出金明細照会のデータがやり取りされます。住信SBIネット銀行とマネーフォワードとの取り組みは、住信SBIネット銀行の顧客でマネーフォワードのサービスを利用されている方々にとても好評です。マネーフォワードも自社のサービスを利用するユーザーに喜ばれているので、今回の取り組みに好印象を持っています。このような結果に、他のFinTechサービスを実現している企業も興味を示しています。また、今回のAPI開放の取り組みによって、住信SBIネット銀行内の業務担当者が使う画面やツールを改善するための開発スピードを上げ、低コストで利便性を向上させることもできます。

 

製品・サービス・技術 情報

当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

ソフトウェア

IBM API Connect, IBM DataPower Gateway

Solution Category

  • IBM Cloud