大きな課題だった検索機能にIBM Watson Explorerを活用することで、AIとの連携による拡張性に期待できることも大きなポイントになりました

—全日本空輸株式会社 業務プロセス改革室 イノベーション推進部 業務イノベーションチーム リーダー 鈴木 謙次氏,

Business Challenge story

ANAはグループ内における情報共有手段として、「会社情報」と「部門情報」の2つのポータルを運用してきましたが、情報が分散しているため、部門情報は優先的に閲覧するが、会社情報を見逃してしまう、検索機能が不十分で必要な情報の取得に時間がかかってしまうという課題が発生していました。また、多くの社員がタブレット端末を使用していますが、これまでのポータルは、PC向けにデザイン・設計されており、タブレットでの閲覧には大きな制限がありました。そこで、ANAはタブレット端末やスマートフォンを使って、社員がどこからでも、タイムリーに必要とする情報を取得できる環境を整えたいと考えました。

Transformation

ANAは2つのポータルを統合して、情報の窓口を一元化し、検索機能の向上、動画コンテンツの積極的な活用、すべての情報の日本語、英語2カ国語での同時発信を前提に、機能をできるだけスリム化して分かりやすくすることを目指しました。複数の提案を検討した結果、ANAの課題を正確に認識して、IBM Watson Explorerを検索機能に活用することを中核としたIBMの提案が選定されました。2016年1月にポータル統合プロジェクトがスタートし、ポータルに掲載する情報の選定などについて、多くの関係部門を調整しながら、業務プロセス改革室とコーポレートコミュニケーション室が中心となってプロジェクトを推進し、新ポータルの設計、構築が進みました。

Benefits

新ポータルは2017年6月に運用を開始しました。検索スピードが速くなって、必要な情報を短時間で確実に取得できるようになり、英語での情報提供も充実し、外国籍社員も利用しやすくなりました。マルチデバイス対応になったことで、社員のスマートフォンやタブレット端末でいつでも、どこからでも、すべての情報にアクセスできるようになりました。動画投稿が増えたことで、これまではあまり積極的に情報を見ていなかった若手社員も気軽にアクセスするようになってきています。ANAは今後、メールでの情報伝達を減らして、ポータルでの情報配信を増やし、さらにAIを活用して、社員1人ひとりに必要な情報をプッシュ配信していくことも検討していきます。

 

製品・サービス・技術 情報

当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

  • IBM Watson Explorer
  • IBM Db2
  • IBM WebSphere Application Server
  • IBM WebSphere Portal

Solution Category

  • AI/Watson