© Primanti Brothersイメージ

外食産業は急速に変化しており、技術の進歩が業界の近代化で重要な役割を果たしています。最近ではAIの出現により、外食産業分野に実質的に無限の可能性がもたらされていますが、あなたが次に外食する際には、すべてのスタッフがロボットになってグリルで料理し、飲み物を作ることを期待すべきではないでしょう—少なくとも今の時点では。

長い歴史を持つ外食チェーンのPrimanti Brothers社は、時代に合わせて進化してきました。89年以上の歴史があり、ピッツバーグに本社を置く、業界を象徴する外食チェーンである同社は、特徴的なサンドウィッチにフライドポテトやコールスローを入れるなど、イノベーションを絶えず実現してきました。しかし、新型コロナウイルス感染症による打撃から復活した同社は、バックオフィス業務のサービス・モデルを見直し、地域経営チームがマニュアルでの報告書作成プロセスという非効率的な責務を負っていることを認識しました。

Primanti Brothers社でファイナンシャル・プランニング&アナリシス部門の責任者を務めるCaitlin Stritmatter氏は次のように述べています。「とても慌ただしい1年でした。外食産業の多くの人々が言うように、2020~2021年は容易な時期ではありませんでした。新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、新たな商品やプロジェクトの決定に関して多くの課題が浮かび上がってきました。私たちはこう考え始めました。『ペーパーワークや従業員管理をするためだけに、果たして全てのレストランで人を雇う必要があるのだろうか。もっといい方法があるはずだ。』当社は報告書作成のための、より効率的な方法を必要としていました。」

IBM RPAは、8名で構成される地域統括部長のタスクを自動化し、毎日40部の報告書を生成することで、年間

2,000

時間を節約

Primanti Brothers社が100%のROIを達成するまでの期間

3

カ月

Primanti Brothers社は、毎日の売上および勤務報告書を生成するのに必要なマニュアル作業を集約することで、繰り返される事務処理を改善したいと考えていました。当時の状況を詳しく見てみると、同社は各地域5店舗の毎日の売上報告書を作成するのに8名で構成される地域統括部長グループを必要としており、週末や祭日を含む毎日午前10時までに合計40部の報告書を作成するうえで、各部長は少なくとも45分を費やしていました。この外食チェーンは、こうした事務処理をAIを使って自動化することで、時間と運用コストを節約できることに気付きました。

Stritmatter氏はこう述べています。「日々のレストラン開店前の時間は限られています。表計算の数字に実際に目を通し、それが意味するところを理解するのに集中すべき時に、そのコピーや貼り付け、記入、二重チェックの処理に手間取ることがあります、そのため、事務処理における雑務を省き、思考と計画立案のための時間を確保したいと考えていました。」

レストラン内の、バーの上に置かれたテレビ

© Primanti Brothers

日常業務の自動化

事務処理の自動化は企業に多くの課題を突き付けますが、Primanti Brothers社はこの課題に正面から取り組みました。同社はIBMおよびIBMビジネス・パートナーであるSalient Process, Inc.(フルサービスの業務プロセス自動化企業)と提携して、財務部門でAIを活用するためのデジタル・モダナイゼーション・プランを策定しました。ファイナンシャル・プランニング&アナリシス部門は、さまざまなソフトウェア・テクノロジーの分析を通して、IBM® Robotic Process Automation(RPA)が自動化のユース・ケースにおいて最高の投資収益率(ROI)を実現することを確認しました。

Salient Process社でシニア・オートメーション・アドバイザーを務めるJimmy Hewitt氏は、次のように述べています。「この特定の自動化テクノロジーについて、2つの点を本当に気に入っています。まず、人間が年間2,000時間を要する作業をボットはその時間を全く必要としないため、文字通り時間という贈り物を与えてくれます。通常、時間は買えないと言われます。私に言わせれば、それは可能なのです。2つ目は、この機能に関する参入障壁の低さです。」

大きなサンドウィッチにかぶりつく人物

© Primanti Brothers

RPAは直感的なユーザー・インターフェースを提供し、誰もがシンプルな自動化タスクを実行するボットを構築できます。IBM RPAボットは驚くほどの柔軟性を備えています。複数のプラットフォームやシステムで動作し、散乱した情報をAIを活用して収集することができます。Primanti Brothers社は、毎日の売上および勤務報告書の作成業務を、エラーの余地が小さく人手不要なタスクへと転換するうえで、IBM RPAテクノロジーに依拠しています。

この新たなソリューションは2週間以内で実装されました。Primanti Brotehrs社はその3ヵ月後、導入コストをすでに回収したと報告しました。同社の地域統括部長はデスクで作業する代わりに、彼らの「ファン」(顧客)に最高の体験を提供することに、より多くの時間を費やすことが可能になっています。リアルタイムの数値とデータにアクセスすることで、経営チームはトレンドを素早く比較し、その日の計画立案に取りかかることができます。

Stritmatter氏は次のように述べています。「地域統括部長の一人は、これらの報告書がすでに完成しているだけでなく、正確なことが分かっていることが助けになっていると語りました。誰かがシステムに入って間違った数字を打ち込むことはありません。データを扱う者として、これは安心材料です。このボットはエラー・フリーであり、正確なデータが分析されていることがわかります。」

3分で処理するボット

Primanti Brothers社は今や、売上および勤務報告書の作成を記録的な速さで完成させています。8名の統括部長がそれぞれ1日に45分をこのタスクに費やしていたのに代わり、RPAボットがこれを3分で処理しています。これは年間2,000 時間以上の管理業務の節約につながっており、同社が試算するコスト削減額は84,000米ドルに達します。

レストランがより多くのテクノロジーを導入する中、機械学習とAIの未来に限りはありません。Primanti Brothers社の他の部門も、自動化ボットの機能を確認したうえで、これを自らの報告書作成ニーズに適用する要請書を提出しています。

Stritmatter氏は次のように説明しています。「当社は会計およびIT部門に関する要求のマッピング作成にも取り組んでいます。最終的には何百部もの報告書を自動化できるかもしれませんが、当社は将来的な影響が最も大きな部分を優先しています。当社は出店を増やすことで継続的な成長を実現する、長期的な計画を立案しています。今後については、過去、現在、未来のデータ処理の自動化を専門に管理するためだけに、社内に人を雇用する必要があるくらいにできればと考えています。まだまだ成長の余地が残されており、歩みを止める予定はありません。ボットは将来的に、スケーラブルなビジネス・モデルを維持するのに不可欠な存在となるでしょう。」

Primanti Brothers社のロゴ

Primanti Brothers社について

業界を象徴するサンドウィッチ専門店チェーンのPrimanti Brothers社は、1933年にペンシルベニア州ピッツバーグで、Joe Primanti氏と彼の兄弟によって設立されました。この有名チェーンは、グリルした肉、溶けたチーズ、コールスロー、トマト、フライドポテトを2枚のスライスしたイタリア・パンで挟む、特徴的なサンドウィッチで知られています。

Salient Process社のロゴ

Salient Process, Inc.について

昨年に企業規模が2倍に成長した、米国に本社を置くSalient Process社(外部リンク)は、IBMのビジネス・パートナーであり、最先端のハイパーオートメーション・サービスおよびソリューションを提供しています。同社はプロセス・マッピング、マイニングおよび分析、ロボティック・プロセス・オートメーション、ビジネス・プロセス・マネジメント(BPM)、ビジネス・ルール・マネジメント(決定) 、および自動化ソリューションを専門としており、オンショア、ニアショア、およびオフショアの実装コンサルタントとしての健全な活動を続けています。

製品・サービス

IBM® Robotic Process Automation

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2022年5月

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