ITインフラの運用管理に割かれていた工数が激減したことに加え、システム担当者の精神的な負荷も大きく軽減されました。

オタフクホールディングス株式会社 経営企画部 IT企画課 課長, 高野秀弘氏

Business Challenge

オタフクソースでは国内外での事業展開に伴い、市場環境の変化や顧客ニーズの多様化に迅速に応えられるIT環境の整備が求められていました。それに対して、オタフクホールディングスの経営企画部 IT企画課はお多福グループ全体のシステムの開発・運用を少人数で担当していることもあり、従来のオンプレミス環境をクラウドに移行する決断をしました。まず情報系システムから着手し、これまで同社のシステムを支援してきた実績などから「IBM Cloud」を選定し移行しました。続いて基幹系SAPシステムの移行先を検討。仮想化によるサーバー集約によるコスト削減や、SAPで利用しているデータベースのライセンス費用を抑えることなども要件になる中で、いかにコストを抑えつつパフォーマンスを最大化するかが課題となりました。

Transformation

オタフクソースは複数のクラウドサービスを比較した結果、基幹系システムの移行先にもIBM Cloudを選定しました。IBMがSAPインフラのスペックを精査した上で同社に適したレベルを具体的に示したことや、ストレージ性能でも余裕があること、さらにIBM Cloudのベアメタル・サーバーが「SAP認証」を取得している点が決め手となりました。同社は、移行対象であるSAP自体のバージョンアップは見送りましたが、周辺システムは最新バージョンに引き上げ、バックアップ・ソフトとしてVeeam on IBM Cloudを導入。ベアメタル・サーバー2台でハイ・アベイラビリティー構成にして可用性を確保し、各サーバー上にVMWareを導入して仮想環境を構築し、11台の物理サーバーに分散していたシステムを集約。既存の情報系システムとITリソースを共有することで運用の効率化とコスト削減も図っています。

Benefits

移行により、パフォーマンスは大幅に向上すると同時に、以前は4、5時間を要していた夜間のバッチ処理も2、3時間に短縮されました。クラウド化したことでBCPの観点からもシステムの可用性が向上。また、ハードウェア障害への対応が不要となり、OSなども含め、ITインフラの運用管理全般に割かれていた工数が激減したことに加え、システム担当者の精神的な負荷も大きく軽減されました。 今回のプロジェクトによって、オタフクソースのほとんどのシステムがクラウド化されました。これにより、今後は必要なITインフラを短時間で用意できるようになるとともに、システム担当者が新しいことに取り組む時間も捻出できるようになります。

 

製品・サービス・技術 情報

当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

・VMware on IBM Cloud

・SAP認証ベアメタル・サーバー

・Veeam on IBM Cloud

 

当事例に関する図表を含めた詳細な情報は、下記「PDFダウンロード」よりご覧いただけます。

Solution Category

  • IBM Cloud