“ これまでは主に窓口でお客さまにご提案を行ってきましたが、今後はいかに他のチャネルを使って効果的なアプローチができるかを検討する必要があります ”
— 株式会社 横浜銀行 ダイレクト営業部 チャネル企画グループ グループ長 小糠 純氏
Business Challenge story
よりお客さまに選ばれる銀行となるため、横浜銀行では銀行とお客様との接点がどのように変化しているのかを分析する中で、店舗の窓口利用率の減少や顧客接点(チャネル)の多様化、銀行の利用スタイルの変化などの実態が見えてきました。そこで横浜銀行では、ATM、インターネットバンキング、電話など、窓口以外のチャネルを活用したマーケティングの強化に取り組み、スマホアプリの開発、ホームページやインターネットバンキングの機能強化など、さまざまな施策を行ってきました。しかしチャネルごとのマーケティングでは似たお客さまにプロモーションが集中し、またキャンペーンの運用もチャネル同士の連携が困難で、より効果を上げるためにオムニチャネル・マーケティングの必要性を感じていました。
Transformation
チャネル横断的なキャンペーンを実現するには、ATMをはじめ資金決済取引に関わる基幹システムとの連携が必要なことから、絶対的な信頼性とセキュリティーが求められます。また各チャネルの総ピーク取引件数を要求時間内で処理できるスピードも必須なことから、サーバーにはAIXを搭載したIBM Power Systemsが、ストレージにはIBM FlashSystemが採用されました。IBM Power SystemsとAIXの組み合わせはシステムを停めない高い信頼性とセキュリティーが評価されました。IBM FlashSystemは秒間70万件近いトラフィックに耐え、データ書き込みのスピードが速い点が、選択のポイントとなりました。
Benefits
新しいシステム稼働後、ATMを活用したキャンペーン・プロモーションを強化。ATMを起点にWebやアプリへの誘導を試みた結果、顧客がどの情報を詳しく閲覧しているかといった履歴を元にした柔軟なキャンペーンの実行が可能となりました。ATMのプロモーション情報の閲覧など、特定のイベントが発生したお客様へのアウトバウンドからは、過去の他チャネルでのデータと比較して、4倍の商品申し込み率を達成しており、オムニチャネル・マーケティングの効果が上がっています。横浜銀行は、お客さまが必要とされる情報の提供を通じて、お客さまにとってより身近な存在と認めて頂けるよう、これからも積極的な活動を行っていきます。
お客様名
→株式会社 横浜銀行(外部サイトへリンク)
製品・サービス・技術 情報
当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。
ハードウェア
Solution Category