Business Challenge
同時利用ユーザー数の増加がシステムを圧迫
「お、ねだん以上。ニトリ」のキャッチフレーズでお馴染みの株式会社ニトリホールディングス(以下、ニトリ)は、市場拡大を続けるインテリア業界において売上高/利益ともに31期連続成長を続ける業界シェアNo.1のトップ企業です。
ニトリの、高い処理能力と信頼性が求められるミッションクリティカルな基幹システムは、x86サーバーのOracle Database 環境で分散処理していました。ビジネス成長に応じてサーバーを追加していましたが、2007年にはサーバー台数が30台以上に膨れ上がり、常にどこかで障害が起きている状態でした。そこで、より高信頼なデータベース基盤を求めてIBM POWER6 搭載サーバーを採用。それ以降、大きな問題なく IBM Power Systems+IBM AIXは安定稼働を続けていましたが、ニトリの爆発的な成長によるトランザクション量はサーバー設計の限界に達しようとしており、2019年春の販売ピーク時までの厳しいスケジュールで基幹システムをアップグレードする必要がありました。
Transformation
自前主義ITを成功させる新基幹システムの要件
ニトリの特色である自前主義は、ITにも当てはまります。スピード開発を可能にすることで、ビジネス・ニーズの変化に追従できる体制を整えているのです。ニトリでは、基幹システムに求める要件を3つ掲げています。
「1.お客様のエクスペリエンスに直結するトランザクションを処理する高信頼と高速性」
「2.ニトリの成長やIT戦略に対応できる高い拡張性」
「3.高速開発を支える開発検証環境の柔軟性」
3つの要件を満たすために選ばれたソリューションは、IBM POWER9プロセッサーを搭載するハイエンド・モデル IBM Power System E980と、既存のIBM DS8000から処理能力や移行機能を強化したオールフラッシュ・ストレージ IBM DS8886Fでした。
Benefits
2022年に向けたシステム変革を支える新基幹システム
ニトリは2019年1月、IBM グローバル・テクノロジー・サービスのサポートを受け、Power E980にOracle Database環境の構築とアプリケーションの移行を完了しました。情報システム改革室の荒井俊典氏は、「需要の急増により容量を増やす必要に迫られていましたが、IBM Power Systemsを採用することで、将来の成長に大きな可能性を確保しつつ、非常にリスクの低い移行を実現することができます」と語ります。
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