ホーム ケーススタディ Mitsubishi Motors Philippines Corporation 明るい未来に向かって
Mitsubishi Motors Philippines Corporation + IBM
森の中を走る車の空撮。
より持続可能で効率的なビジネスの構築

どの組織も、よりスマートかつ効率的に業務を遂行できる可能性を秘めています。業種・業務のリーダーを差別化するのは、常により良い成果を出そうとする意欲です。Mitsubishi Motors Philippines Corporation(MMPC)は、数十年にわたり自動車分野の発展に取り組んできました。パイオニアとしての地位を維持するため、同社は広範なデジタル・トランスフォーメーションに着手しました。MMPCは、IBMの支援を受けて自動化を採用し、データドリブンな意思決定を可能にすることで、次世代のイノベーションに備えた、リーンで俊敏性が高く、将来を見据えたビジネスを構築しています。

フィリピン第2位の規模を誇る自動車会社としての地位を基盤に、MMPCは市場シェアの拡大を目指しています。この目標に向け、同社はコア・ビジネス・プロセスを強化する野心的な5カ年計画を策定しました。

今回のパンデミックは、MMPCが手動プロセスに依存しすぎていることを浮き彫りにしました。短期的に、同社はプロセスの問題を修正し、テクノロジーをサポートしてコストを削減してサイロを排除するという、簡単に成果が得られる解決策を講じることを目指しており、長期的には、テクノロジーを活用して生産性を高め、新たなビジネスインサイトを提供することで、競争上の優位性を高めたいと考えていました。

このような包括的な変革を実行するには、テクノロジー、プロセス、人材の効果的な調整が必要です。そのため、MMPCは目標達成のために適切なリソースを探しました。

MMPCのCEO兼社長である原武司氏は以下のように話します。「私たちの野心的な計画を実現するためには、現地でサポートを提供できる一流のパートナーが必要でした。彼らは私たちのビジネスと目標を理解し、困難なスケジュールでも成果を上げることができなければなりませんでした。また、私たちはクラウドへの取り組みの最初の一歩を踏み出そうとしていました。プロジェクトを成功させるには、適確な推進力が必要だったのです。」

エンジンの調整

MMPCは、デジタル・トランスフォーメーション戦略の実施を支援するためにIBMコンサルティングと契約し、より効率的で将来を見据えた運用の基盤を築きました。第1フェーズでは、MMPCはIBMと連携してSAP S/4HANAのデジタル・ワークフローを活用し、中核となるビジネス機能を合理化しました。

「IBMはSAPソリューションと自動車業界に関する深い知識があったため、検討したすべてのベンダーの中で際立っていました」と原氏は振り返ります。「車両管理にSAP業界ソリューションを導入したかったので、この組み合わせは特に重要でした。このような専門的なスキルはなかなか見つかりませんが、私たちが必要とする専門知識をIBMが現地で提供してくれたことを嬉しく思います。」

MMPCは、IBMの支援を受けて、車両管理、販売・流通、資材管理、人的資本管理、財務会計・管理にSAP S/4HANAを導入しました。IBMチームは、60を超えるカスタム・オブジェクトを作成し、会社独自の要件に合わせて環境を調整しました。新しいSAPソリューションをMMPCの組立ライン制御システムやディーラーポータルと緊密に統合することで、チームは製造からディーラー、最終的には最終顧客まで、すべての車両をエンドツーエンドで可視化できるようにしました。

これまで、MMPCはIBMコンサルティングが提供するいくつかの大規模プロジェクトを稼働させてきました。輸出プロジェクトでは、車両管理システム(VMS)を拡張し、現地生産車の海外輸出をサポートしました。

給与管理プロジェクトでは、IBMと協力して、従業員情報、福利厚生、勤怠管理、休暇資格の一元的な記録システムを作成しました。SAP Human Capital Management on SAP S/4HANAにより、同社の人事・給与処理システムは財務会計システムと緊密に統合されました。

MMPCは最近、IBMチームの支援を受けて、部品とアクセサリーのプロジェクトも開始しました。このコラボレーションには、調達管理およびインベントリー管理、注文の作成、バックオーダーとコミットメント、配送、出荷、請求、商品の移動に関連するプロセスの変革が含まれます。

ビジネスに不可欠なシステムがダウンすると、1日あたり数百万ドルの損害が発生する可能性があります。IBMとのプロジェクトでは、計画外のダウンタイムから私たちを守ることで、こうした損失のリスクが劇的に減少しました。 原 武司 最高経営責任者兼社長 Mitsubishi Motors Philippines Corporation
アクセルを踏み込む

IBMとの協力により、MMPCはより持続可能でかつコスト効率と生産性の高い業務に移行し、長期的な成功を目指しています。5年間にわたるデジタル・トランスフォーメーションはまだ過程途中ですが、同社はすでに目に見える成果を上げています。

IBMチームは、これまでに完了したすべての取り組みにおいて予定期限と予算を達成しています。原氏は以下のように述べています。「ビジネスに不可欠なシステムがダウンすると、1日あたり数百万ドルの損害が発生する可能性があります。IBMとのプロジェクトでは、計画外のダウンタイムから私たちを守ることで、こうした損失のリスクが劇的に減少しました。」

バリューチェーンにおいて車両データのエンド・ツー・エンドの可視性を高めることで、MMPCはより効果的な意思決定を行っています。

MMPCはIBMと協力して在庫量の削減を目指しており、コストを最小限に抑えるオーダートゥーデリバリーに移行しています。IBMチームは現在、マネージャーにリアルタイムのパフォーマンス指標を提供するための新しいエグゼクティブ・ダッシュボードを構築しています。スプレッドシートベースのプロセスをリアルタイムのインサイトに置き換えることで、同社は主要な意思決定者にツールを提供し、効率性をさらに高めることができます。

MMPCは輸出業務を拡大しており、フィリピンでの市場シェアを拡大するという長期的な目標を持っています。同社は、地域で高まる需要に応えて工場のオペレーションを拡大し、フィリピン国内における製造業の雇用を増やしました。今後、MMPCはIBMと提携して反復可能なプロセスの自動化に重点を置き、コスト削減の機会を増やす予定です。最終的には、国内市場のリーダーになるための基盤を整えたいと考えています。

原氏は次のようにまとめます。「自動車産業の未来に向かって進む中で、 IBMの支援を得てトランスフォーメーションの取り組みを加速できることを大変嬉しく思っています。これにより、当社ブランドでの顧客体験を向上させ、新規顧客を獲得し、自動車エコシステム内外での連携を強化して将来の成長を推進するための基盤が整います。」

Mitsubishi Motors Philippines Corporation(MMPC)について

MMPC (ibm.com外部リンク)は、誠実さと堅牢性を日本の職人技と組み合わせた設計哲学を掲げ、高度なモビリティー・ソリューションを構築しています。2019年には、100万台超を売り上げるというマイルストーンを達成しました。MMPCの拠点は、ラグナにあるユニークな製造拠点とフィリピン最大のスタンピング施設を含みます。

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