これまで30年以上使い続けてきたIBM iの資産に改修を加えることなくそのまま活用して、新たなシステムを作ることができたのは非常によかったと考えています

—九州三菱自動車販売株式会社 上級執行役員 電算統括部長, 松本登久司 氏

Business Challenge

九州三菱自動車販売株式会社(以下、九州三菱自動車販売)では、来店客情報を店舗スタッフにPCや音声でリアルタイムに通知することで、お客様をスムーズにお迎えする仕組みづくりに取り組みました。当初、メーカーが用意しているナンバー認識パッケージの活用を検討しましたが、通知を閲覧ソフトが導入されたPC 1台のみにしか表示できないことと、音声による通知ができないこと、そしてパッケージがIBM iと連携していないことから、他の方法を模索することになりました。これらの課題を解決するために九州三菱自動車販売 電算室が考えたのは、オープンソースの技術を組み合わせ、IBM iのデータベースと連携させる方法でした。

Transformation

店舗スタッフのPC宛にリアルタイムでプッシュ通知する手段として、同社がヒントを得たのはチャットの仕組みでした。チャットに使われているWebSocketは、IBM iのNode.jsで利用できます。これを使ってカメラが読み取ったデータとIBM i上のデータベースを照合し、その回答をチャットのように複数のPCにリアルタイムで送信できるのではないかと検討。車両ナンバーをIPカメラで読み取って作成したテキストデータをIBM i上の顧客データベースと照合するプログラムを、Node.jsの拡張機能を用いて作成しました。また、インカムに音声で通知を送る機能は、Webブラウザーに送られたテキストを読み上げるJavaScriptを使って実現しました。

Benefits

オープンソースを活用してシステムを独自開発したことで、メーカーの用意するナンバー認識パッケージがサポートしていなかった、複数PCへのプッシュ通知およびインカムへの音声通知を実現しました。システムを導入した熊本の電動DRIVE STATIONでは、お客様の来店時に担当スタッフがすぐに応対でき、顧客サービス品質が向上しました。また、今回構築した仕組みは、他店舗に展開する際にもプログラムの修正が不要だというメリットもあります。さらに、この仕組みを応用すれば、IBM iのデータベースと一般的な他のシステムとの連携も行えるため、九州三菱自動車販売では、他の用途への応用の可能性も視野に入れています。

 

当事例に関する図表を含めた詳細な情報は、下記「PDFダウンロード」よりご覧いただけます。

Solution Category

  • Systems Hardware