理論習得からソリューション開発まで、すべてオリジナルで構築しました

関西学院大学 学長補佐 理工学部 情報科学科 教授・博士(情報学), 巳波弘佳氏

Business Challenge

世界がAI技術による大きな転換期を迎え、社会構造や働き方にも急激な変化が起こりつつある中で、これからの時代に必要とされる人材を輩出することは、教育・研究機関である関西学院大学にとって急務でした。

最先端のAI技術そのものを研究開発する「AI研究開発者」は、関西学院大学はもちろん、その他の教育・研究機関も熱心に取組んでいるテーマ。しかし、「AI活用人材」には、「AI研究開発者」以外にも、AI技術を活用して現場の課題を解決したり新サービス・新製品を作り出したりする「AIユーザー」や、AIユーザーにソリューションを提供する「AIスペシャリスト」も含まれます。そこで、「AIユーザー」と「AIスペシャリスト」にフォーカスして、これらを「AI活用人材」とし、その育成プログラムを作ると決めたのです。

Transformation

体系的なプログラムを持っていなかった関西学院大学は、プログラム開発において協働してくれるパートナーを探すことからスタート。そして、IBM Watsonを擁するグローバル企業であるIBMとパートナーシップを組むことを決断。それはAI技術の素晴らしさだけではなく、人材育成にも力を入れている企業だということが理由でした。

IBMと協働開発した本プログラムは全部で10科目から構成され、すべてオリジナル。特に、AI技術と社会問題の解決をつなぐところまで包括したPBLは、他にないとされています。

Benefits

「AI活用人材育成プログラム」は、AI技術の理論からソリューション開発まですべてを学ぶプログラムです。一方で、巳波教授は学生たちに「このプログラムはAI技術を学ぶことだけが目的ではありません。一人ひとりが自身の学部で学ぶことを柱として、それを強化するためにAI技術を身につけて欲しい」と話しています。例えば法学部に所属する学生なら、法学部での学びとAIの技術を掛け合わせて社会問題を解決する方法を考えられることが重要なのです。

社会に対して自分なりの問題意識を持ち、その問題解決のためにAI技術を使えるようになるため、学生たちはドリルを解くように繰り返し発想力を鍛えることが求められます。その結果、自分の専門性にAIを掛け合わせる視点を持って社会問題を解決していく、“本当の意味”でAIを活用できる人材へ成長していくのです。そういった人材は、これからの社会において特に必要とされ、世界をリードしていける存在になると期待されています。

Solution Category

  • Global Business Services