損害保険ジャパン日本興亜株式会社
世界最高峰のセキュリティー機能を提供する IBM z Systemsでマイナンバー・システムを構築

損保ジャパン日本興亜は、2016年1月からのマイナンバー(個人番号)制度の実施に伴い、IBMマイナンバーソリューションを導入。その基盤としてIBM z Systemsが採用されました。保険契約者の重要な情報をさまざまなセキュリティー脅威から保護、管理する磐石なシステムが実現しました。

Business Challenge story

損保ジャパン日本興亜では、マイナンバー制度への対応が急務となっていました。2014年からシステム化への検討を開始。まず対象となる帳票や支払い調書の洗い出しから始め、半年ほどかけて、法定調書にひも付く業務について、どのようにマイナンバーを取得、保管、利用、廃棄するのかについて整理し、2014年11月ごろから具体的なシステムの検討に入りました。

Transformation

マイナンバーを扱うために、損保ジャパン日本興亜ではより高いセキュリティー・レベルでの運用を目指していました。そこで新たにz Systemsを導入。暗号化のための秘密鍵をセキュア鍵暗号方式で暗号化し、さらに鍵の管理を専用のハードウェア(z Systems)で管理することで、アメリカ合衆国情報処理規格「FIPS PUB 140-2 レベル4」の世界最高水準のセキュリティー・レベルの暗号機能を実現しました。

Benefits

損保ジャパン日本興亜では、今回特にセキュリティーの向上を重要視しました。これは今後の運用にもメリットがあると考えています。既存システムに新たなシステムを加え、かつ、その部分のセキュリティーを高めるというのは非常に難しいことですが、マイナンバーのシステムを独立させたことで、今後、アプリケーションの追加や新たな業務でマイナンバー対応が必要となった場合にも、スムーズな対応ができると考えています。

製品・サービス・技術 情報

当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

ソフトウェア

DB2 for z/OS, WebSphere Application Server for z/OS

ハードウェア

z Systems: zEnterprise BC12 (zBC12), z Systems

サービス

GTS ITS Security Services: Application and Data Security (App/Data)

ソリューション

IBM Hosted Application Security Management, FSS: Risk & Compliance, Integrated Service Management & Security Framework

 

重要な個人情報をシステムで扱う上で世界最高水準のセキュリティーが必要と考えていました。これを実現するために必要だったのが、z Systemsでした プ 部長 福田幸雄氏 システム統括本部 ,システム企画・推進グル 損保ジャパン日本興亜システムズ株式会社
Footnotes

本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。 事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。 IBM、IBMロゴ、ibm.com、IBM z Systems、z Systems、およびzEnterpriseは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、 www.ibm.com/jp-ja/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。