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実証実験でAPI活用によるシステム連携の容易さを実感、システムを組み合わせたさまざまな情報提供の可能性に期待

鉄道利用者に対する利便性の向上や駅員の業務負荷軽減を目的に、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」をはじめとする新たなIT技術の活用を推進する株式会社JR西日本ITソリューションズ(以下、JR西日本ITソリューションズ)では、IBMのコンサルティング・サービスを利用して、API公開に向けた構想策定とAPIを活用した開発の実践に取り組み、既存の「列車走行位置サービス」の情報をAPI化してPepperに列車の位置情報を提供し、列車の運行情報を案内する実証実験を行いました。また、同じAPIを使ってAmazon Echo向けに短期間で同様のサービスを実現しました。その結果、APIによってさまざまなシステムを容易に連携できることが実証され、今後は社内向けのシステムについてもAPIの活用を検討していきます。

ビジネス上の課題

JR西日本ITソリューションズはIT技術活用の一環として、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」が整理券の案内と観光地やおみやげの案内を行うサービスを展開し、Pepperを駅員の業務負担軽減に活用する可能性を認識するようになりました。また、同社はJR西日本グループが取り扱っているさまざまな種類の膨大なデータを自社のサービスや事業に役立てるだけではなく、外部の企業や組織に利用してもらう(オープンデータ)取り組みも重視し、そのためにはまずデータを外部に提供する仕組みが必要であると考えました。同社は列車の在線位置や遅れ時分をWeb上で確認できる「列車走行位置サービス」のデータの活用に注目し、データの外部への公開方法を検討する過程で、APIを活用する方法が浮上してきました。

概要と経緯

同社はIBMのコンサルティング・サービスを利用して、API公開の世界観を理解するためのレクチャーを受けることと並行して、API公開のための開発を実践しました。コンサルティング期間は2017年8月から10月までの3カ月間。レクチャーを復習して、質問を繰り返し、時間がかかりましたが、これはAPIに取り組むために越えるべきハードルでした。レクチャーと並行し、IBM API Connect for IBM Cloudを使って、「列車走行位置サービス」で利用しているリアルタイムの運行情報をAPI化し、Pepperに実装、Pepperが音声と画面表示で最新の列車運行状況を案内することが可能になりました。

効果と今後の展望

同社はIBM API Connect for IBM Cloudを使用することで、APIのプログラムを一からコーディングする必要なく、機能を組み合わせていくことで実現したいAPIを作成することができました。Pepperで利用した列車走行位置APIをスマートスピーカーのAmazon Echoにも組み込み、列車の遅れの情報を提供するサービスを短期間で実現、APIのメリットを活用しました。APIとPepper、Amazon Echoを組み合わせた実証実験の結果、社内のデータをAPI化することで他のシステムと容易に連携することが可能になり、さまざまな可能性が広がっていくことが確認できました。同社は今後、社内向けにAPIを活用することも重要だと考えています。

 当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

  • IBM API Connect for IBM Cloud
簡単にシステムを連携させることができるAPIの世界を知り、社内向けにAPIを活用することも重要だと考えています。 山本 大輔氏 鉄道ソリューション本部 鉄道情報ソリューション部 開発保全Ⅱグループ マネージャー 株式会社JR西日本ITソリューションズ

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