驚くほど簡単にIBM Cloudとセキュアに接続して、基幹システムのデータをクラウドに取り込むことができたのは素晴らしいと思います

—株式会社いちたかガスワン 管理部 システム室 室長 兼 監査室 室長, 伊藤 敬一 氏

Business Challenge

天候などの外的要因に左右されやすい灯油配送業務をより効率的に行うためには、経験を積み重ねたスタッフのノウハウに頼ることになります。従って、ほかのスタッフが慣れていないルートを手伝う場合、効率的な配送が難しくなります。また配送先に関する情報はそれぞれのスタッフが独自のフォーマットで紙の伝票を作成して確認していました。例えば欠員が出てほかのスタッフが代わりに配送する場合、元のスタッフが用意した紙の伝票を使うことになりますが、書き方がそれぞれのスタッフで異なるため、配送先のタンクの位置が分かりにくいなどの問題がありました。このように配送業務の効率化とスタッフが有するノウハウの共有という課題を抱えていたいちたかガスワンは、配送情報の可視化を図ってその課題を解決するデジタル化の実現方法を模索しました。

Transformation

い ちたかガスワンと日本IBMが検討を重ねた結果、基幹システムの情報をIBM Cloud環境に反映して、その情報にタブレットでアクセスする灯油配送管理システムを構築することになりました。IBM i 上のデータにタブレットからアクセスする方法自体は幾つかありますが、開発コストの観点など観点から、必要な情報をIBM Cloud環境に移し、その情報にタブレットからアクセスするためのアプリケーションをIBM Cloudプラットフォーム上で開発することにしました。基幹システムとIBM Cloudを連携するためには、大きな手間とコストが掛かるのではないかとの懸念がありましたが、Data Refinery機能により、驚くほど簡単にオンプレミス環境と接続してデータをクラウドに取り込むことができました。

Benefits

IBM Cloudで開発した配送管理システムは、まず試験的な運用から始めましたが、すでにペーパーレスとしたことの成果が確認されています。紙の伝票を作成・仕分けする作業は、1人当たり30分程度要していますが、灯油配送管理システムでは、すでにリストはできており、それを並べ替えるかどうかという作業が必要なだけなので、手間が大幅に削減されました。また紙の伝票は1件につき1枚作成しているので、1日50件配送する場合では50枚の紙が必要になり、一覧表のような状態で確認することができません。タブレットであれば、一覧表示も可能なので、配送計画を簡単に立てることができるようになりました。今後人数を増やして運用を行い、作業に不慣れなスタッフが活用するようになれば、さらに大きな効果を見込むことができます。

Solution Category

  • IBM Cloud